どうもどうも
今宵もアタシのライブにいらしてくださり
誠にありがとうございます
ニセ川ジンジュです
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これはね
Ｒさんと言う方が実際に体験した話なんですが
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Ｒさん、会社の階段の一段目を踏み外して
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shake
ゴロゴロゴロゴロ!!!!
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そのまま下まで真っ逆さまに転がり落ちたんだ
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運良く、掃除のおばさんが見つけてくれて、すぐに救急車で病院に運ばれたそうですよ
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Ｒさん、半日くらい意識不明だったんですが、治療の甲斐もあって意識を取り戻せた
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Ｒさんがフッ……と目を覚ますと病室の天井が見えて、ベッドに寝ている自分を囲むように
お父さんとお母さん、お医者さんの姿が見える
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目を覚ましたＲさんを見て、お父さんもお母さんもとっても喜んでね
そりゃあ一人娘ですから、その喜びようったらないですよ
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その横でお医者さんも、Ｒさんの目にペンライトの光を当てたりなんかして
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「とりあえず、大丈夫でしょう」
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お医者さんも安心した声でそう言ったんですよ
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病室中が喜びに包まれてる中、Ｒさんがヒョイっと見ると
壁際で何やら器具をガチャガチャやってる看護婦さんがいるんだ
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患者が目を覚ましてるのに、その看護婦さん
全然こっち見やしない
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変だなぁ～変だなぁ～
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Ｒさん、そう思ってましたが、周りはそんなこと全然気にしてないんですよ
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でね
お医者さんが
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「頭を打ってますから、念のために落ち着いたら検査しましょう」
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そう言って、病室を出てった
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でもね
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看護婦さんはまだガチャガチャやってて、全然出て行かないんだ
お父さんもお母さんも、その看護婦さんのこと全く気にしない
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まるで、そこに、だぁ～れもいないみたいに
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Ｒさん、看護婦さんのことがますます気になって
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ジィーーーーーッと
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こう見てたら
その看護婦さん
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ピタッとガチャガチャする手を止めて
ゆぅ～っくりこっちに振り向いてきた
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shake
うわぁぁぁあああっ!!!!
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Ｒさん、ビックリしちゃった
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その看護婦さんね
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柴田理恵にソックリだったんですよ……
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彼女、そんなこと言ってましたねぇ……
作者ろっこめ
今回は、わたしの体験談を名人ニセ川ジンジュ先生に語っていただきました。
ほぼ実話です。
何だ？コイツ、元気そうじゃないか！
と思われた方！
落ち込んだりもするけれど、わたしは元気です。
予定が変わり、暇を持て余したので書いてみました。
皆さんも病院へ入院する際はくれぐれもお気をつけくださいね。
て言うか、入院しなくていいようにしてください。
わたしみたいになりませんように。