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このお話は私が保育園の年長くらいに体験しました。
ある夕方、母は夕飯の準備、私は婆ちゃんと茶の間でテレビを見ていました。
暫く経つと黒電話が鳴りました。
婆ちゃん「お母さん電話だぞ」
母「はいはい~」
テレビを見ていた私ですが母の声が耳に入り久々に電話をしてきた人って事が伝わってきました。
皆元気ですよ。
とかそんな話を聞いていたので。
婆ちゃん「電話誰だったの?」
母「○○のお婆ちゃんからだったよ」
婆ちゃん「○○さん元気してたか?」
母「えぇ、元気そうでしたよ」
そんな会話をしているのを思い出します。
それから20分経つかどうかまた黒電話がなりました。
母親が受話器を取って話している声を聞いていると子供ながら何か大変なことがあったな・・・と感じました。
婆ちゃんも誰から電話だったんだ?と心配そうに問いただすと、ずっと危篤状態だったんだけど○○のお婆ちゃん今亡くなったって・・・家族の人からの連絡だったよ。
え・・・?
○○のお婆ちゃんちょっと前に電話してきたじゃん?
あれ?って3人で不思議そうに顔を見合わせていた事を思い出します。
不思議な出来事でした。
作者タルラス