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短編2
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かなしばり

 久しぶりにひとつ。

 俺は中学校に入学して以降、高校卒業ぐらいまでかなりの頻度で金縛りにあっていた。

 言ってしまうとほぼ毎日。

 金縛りに遭わない日の方が少なかった。

 嘘だと思うかもしれないが実話である。

 今にして思えばそれに説明をつけられるかもしれない。

 当時、俺は読者やゲームなどに使う時間が足りないと感じていた。

 まぁ、今もそう思わないこともないが、昔は体力もあったのか、学校に行く時間を削れないのなら、睡眠時間を削るという発想にいたり、実行していた。

 やり方を思い出すと、眠気が耐えられなくなるまで起きている、ではなく、いつのまにか気絶するまで起きている、というものだ。

 ベッドに入らず、寝落ちしていたわけである。

 おそらくだが、これをやると高確率で金縛りに遭う。

 当時、これを繰り返してほぼ毎日金縛りに遭っていたので、続けるほどに金縛りに遭いやすくなると思う。

 金縛りは体が寝ていて、頭だけ起きている状態だと聞いたことがあるが、これをやるとその状態に入りやすくなるのではないかと思う。

 これを読まれた方、もし良ければ支障のない範囲で試していただければと思う

 もちろん、睡眠時間を削るのは健康に悪いし、本人のパフォーマンスを下げるのでやり過ぎにはご注意を。

 俺が金縛りに遭うようになる直前、身近の、ある方が亡くなるということがあったが、それは金縛りとは関係ない、関係ないと信じたい

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