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清掃員の行き倒れ

ときどき、生活の関係で清掃員をしてましたが、悪く言うと行き倒れても仕方のない仕事だと思うようになりました。

実は私は一応家庭持ちで同じところに20年近く定住していましたが、ある金融機関の清掃は定住者で無かったら行き倒れていても仕方のない仕事だったと思います。セキュリティにひっかかって倒れていて死体にカビか雑菌が増殖していたのか、清掃員の部屋はカビ臭く土曜日、日曜日は休みで、2日、ドアを閉めていて月曜日に出勤すると、とても変な匂いがして気持ちの悪い部屋でした。そう思えば、合図するようにコツコツガラスを叩く音や、椅子の軋む音や、ロッカーを開けてと言わんばかりに叩く音が、何故か訳がわかるような気がします。

それと、手洗いの洗面所は1日経ったら黒いしみのような汚れが毎日浮き出てきます。こすれば一応綺麗になりますが不気味な汚れです。

経営者や 金融機関には、本当の理由を言えずにその仕事は辞めています。こんな生活をしていたら自分もいつかは行き倒れでしょう。理由は、そこの金融機関の清掃を始めて10日ぐらいで、毎日風呂に入っても身体が臭くてどうにもならなくなってしまいました。泌尿器科にかかって、それとカビに効くボディソープで洗って、今は様子を見ています。

以前、別の場所の清掃員でチーズの溶けて固まったような物も掃除をしましたが、死体があったのだろうとも言われたことがありますが、そこは言えませんが、まともな会社なんです。金属のタワシでこすっても落ちにくいものでした。そのチーズのような物は。

よく、テレビでは清掃員は報奨金をもらえると思われていますが3年近く清掃員をやっていますが貰ったことは一度もないです。それを言ったら本当のドザエモンでしょう。そんな怖い世界です。

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