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あとちょっとでご褒美だったのに!

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あとちょっとでご褒美だったのに!

学生時代に漫研の友達から聞いた話です。

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俺は昔アニメヒロインに殺して貰えそうになった経験をした。

各アニメ作品毎の推しヒロイン達が包丁を持って追い掛けてくる夢をみたのだ。

俺は自分の家に逃げ込むがヒロイン達は包丁でガンガン叩いてドアの破壊を試みていた。

よくあるアニメのオープニング風の夢でテロップはアニメーターの名前ではなく「お前は☆死ぬね♪」みたいなふざけた文言が羅列してあった。

目覚まし時計に救われ間一髪の所で眼が覚める。

あれが現実の出来事だったら良かったのに・・・

スーツに着替えて外に出ると何とドアがベコベコにされていた。

バカな!こんな事が本当に?

くそ!ならば目覚まし時計さえ鳴らなければ彼女達に会えた筈なのに!

余りにも悔しくて俺は血の涙を流した。

あとちょっとでご褒美だったのに!

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