短編1
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恐ろしいこと・・・

ある日、横断歩道の真ん中でお爺さんに道を尋ねられた。

「東京スカイツリーはどこですか?」

ええっと、今居る場所からそこの交差点を・・・

「ウオッ」

お爺さんがバックを落としてしまった。

中身が道路に散乱する。

「お、拾わんでいい!自分でやる!」

いえ、いいですよ。

手伝いますから。

そう言って拾うのを手伝う。

ん?

何かスーパーボールみたいなものが幾つか散乱していた。

これは・・・目玉だろうか?

何でこんな悪趣味なデザインの物をお爺さんが・・・

その時、急に目の前が真っ暗になった。

直後に凄まじい激痛が眼球を襲う。

「ひひひひ!目潰しじゃ!目潰し!うひょへゃへゃへ!ざまぁみろい!」お爺さんの笑い声が聞こえて来た。

余りの出来事に頭が混乱状態で何が何だか分からない。

ドカッ

何か大きな物が私の体に衝突した・・・体がグシャグシャになる感覚。

遠退く意識の中で最後にお爺さんの声を聞いた・・・

「誰か!救急車を読んで下さい!子供が車に轢かれたんです!誰か!早く救急車を!」

Concrete
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