中編4
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見せられた夢

様々な怖い話が怖く感じなくなって淋しく感じる見えない人です。

今回は夢の話で…やっぱり幽霊は出ません!!

まぁ金縛り程度の話なので皆さんが楽しめればと思いますのでよろしくお願いします。

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これほ私が20代前半の時の話である。

この話は原因がよくわからないので時事列は違うのですが関連しそうな事は全て書き込んでいきたいと思います。

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始まりは夢を見る3か月ほど前に戻ります。

その日私は学生時代の同期と1年ぶりに飲み会でした。

地元から電車に乗り会場があるの街に早く着いた私は、浪人時代に通っていたこともあり久しぶりに街を散策することにしました。

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よく通った本屋、息抜きに行ったゲーセン、駅内の飲食店…久しぶりと言ってもおおよそ4年ぶり。そこまで長くはないがとても懐かしく感じ、しかし4年というのは大きく変化もあり無くなった店もあり少し寂しさも含んで散策を続行しました。

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駅の地下道は毎朝通った道です。

地下道にはいくつかの飲食店やブティックがあり客が入っていることは見たこと無いがその時も開いていました。

浪人時代は同じ道しか使わなかったが今日は少し違う道を歩いてみるか…

そんなことを思い歩いたことのない道を進んでいった。

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そして地下道から地上に上がる階段で驚きの光景を見るのでした…

諭吉が…落ちているのです…

階段の途中で一万円札が落ちていて、別の段にもう2枚…計3人の諭吉がそこにありました。

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私はそれを拾い集めすぐに…

近くの交番に直行。

ネコババする勇気もなくお巡りさんに説明しお金を預けると、財布ではなく裸のお札で落とし主も多分見つからないとのこと。3か月経ったら持ち主の所有権がなくなるので警察署に取りに来てくださいと説明を受けました。

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その日から3か月程が経ち拾ったことも忘れていた頃警察署から連絡があり、その週末に取りに行くことになりました。

その日は友人と予定があったので、友人に説明をしついでということもあり警察署に友人の運転で向かいました。

しかしここで罠がありました。

受け渡しは平日のみだったのです!!

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無駄足になってしまい友人に申し訳なさもありケンタッキーで昼食を奢り、夜は友人宅でゲームし泊まることとなりました。

友人と私は基本的に同じ部屋で別々のゲームをして遊び、それぞれが好きな時間に寝るという形式の過ごし方です。

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その日の私は珍しく午後8時頃にウトウトし始めて、少し休憩しようと横になり気付けば眠っていました。

そして悪夢が始まるのです…

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夢の中…

目の前には女性がいました。

私の目線からは女性の胸元から首、そして女性の鼻と口までしか見えず目を含め全体の顔貌はわからないものでした。

それと同時に私は目線からこれは自分の身体ではなく、別の男性の中で視覚と意識だけがあるような感じがしました。

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そう一人で納得していると女性の口が動きます。

何を言っているのかわかりませんが、口の動きに優しさは感じられず何か文句を言っているようでした。

それが徐々に荒くなっていき女性は叫んで訴えているようでした。

その瞬間男性の手が女性の首に伸び強い力で絞めるのでした。

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女性の口の動きが止まり私の視線は右側にスライド…首が右に向いていく。

すると視線の先に白い顔の少年が横たわっていた。

あぁ、この子を殺して口論にでもなったのかな?

と思い見ていると違和感に気付く…

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床に横たわり確実に白く生気を失った顔なのだが…

目線は確実に私の目線を見上げて不気味に笑っていたのである。

不気味さからバッと目を覚まし嫌な夢を見たなぁ〜と…あれはまさに呪怨のとしおくんじゃないかと思いトイレに向かい時間を見ると午後10時…

まだ夜は長いな…ゲームを再開した。

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時間も深夜になり友人が先にダウンする。

私も1時くらいになり眠気がまた襲ってきたので目を閉じた。

少し経って意識が途切れたわけではないのだが何かおかしい…

友人の部屋で横になっているのだが先程とは雰囲気か違う。

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あーこれはまずいヤツだなと思いビビりながらはよ終われ〜と願いながら待ち構えます。

こういう時は目を開けるとロクな事がないのでそのまま寝ていると急に耳元で

「遊ぼうよ」

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はっきりした声が聞こえその瞬間に金縛りが起きる。

あーやめてくれーはよおわれーと思いながら声を出そうと頑張り声が出た瞬間に叫ぶ

私「っざけんな!!」

友人が目覚めてどうしたと確認してくる。

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友人に夢と金縛りの説明をすると友人はまたすぐに眠りました。時間を確認すると午前4時…外は少し明るくなっていた。

夢の中のとしおくんの仕業か!!

何処で拾った!?

そんなことを思い私もまた寝るのでした。

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