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短編1
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思い出してはいけない2

昨日の夕方、寝転がりモニターに流れる怪談話を眺めているといつの間にか眠ってしまっていた様で

「寝てはダメよ。」という声にハッと目を開けた私はそこで自分が眠りに落ちていた事に気付いた

モニターに目をやると相変わらず怪談話が流れ続けており「いびきをかいてたよ。」という怪訝そうな声の主を尻目に再生バーを見た。

どうやら10分程度眠ってしまっていた様だ。

自分が眠っていた間に流れてしまっていた部分を巻き戻してボンヤリ眺めていた時だった

急に頭の中に過去の記憶が流れ込んできた

と同時に頭の中に自分の声が響く

「違う!そうじゃない!

他人事なんかじゃない。自分は幼い時期に寺でお祓いを受けた事がある!。」

しかし妙だ、お祓いを受けに寺に入り本堂に通された記憶はあるのに肝心なお祓いシーンの記憶が無い。

あるのは本堂で住職の方のお話を聞いている記憶だけ、

そんな事があるのだろうか。

私は思い出した記憶をもう一度ゆっくりと思い返してみた

すると幾つかの記憶の断片が蘇ってきた。

それは以下の通りだ。

当初は近場のA寺にお祓いに行く予定だったが、A寺とのやりとりの中でB寺の住職さんの方が力が強いからそちらを紹介してもらう事になり急遽遠く離れたB寺に行く事になった

Concrete
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