長編9
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初めての体験

これは中学生のときの話

その日は母方の祖母の家に祖母の弟が来るってなっていて午前中に 自分、母、母の姉のおば、父、叔父、従姉妹、飼っている親子犬2匹で祖母の家に遊びに行きました

祖母の弟は普段はいい人で 久々な事もあり

夕方になると祖母の弟が

今から俺の家にみんなで泊まりにきいや

ってゆうんですが、酒を飲むと人が変わったかのよーに口うるさくなるのを皆わかっていたので

遠慮気味に断っていましたが(笑)

その態度がイラついたのか

んなら もーえー帰るって言い出したので仕方なく犬も連れて泊まる予定で遊びに行きました。

祖母の家から約一時間半くらいかかったので外は暗かったので家に着くなり

母と父がご飯の買い出しに行こーとしていて

ほかの人は祖母の弟の家に待ってる形になったんですが、親子犬の母犬(クー)の方が家に入るのを頑なに嫌がり 玄関に入れた瞬間に勢いよく前に止めてあった車まで走ってでて行ったり、渋々迎えに行って抱っこして入るものの体全身で暴れて震えながら出よーとしていて、今まで人見知りはあったものの、家族の誰かに寄っていっていたので…

この家なんかやばいんかも。

と思いつつ、来てしまったので帰るわけもにもいかず

とりあえず母にクーと息子犬(ジョー)を買い物に連れて行ってもらいました。

で、そゆ事もあったので仲がいい従姉妹と不気味やなぁて小声で言い合いながら入って行くと玄関にはガラスケースに入った こけし が20体ほど飾られていて尚更気味悪い感じでした

リビングに行くととりあえず大人達は祖母の家から持って来ていた酒を飲みながら母等が帰って来るのを待っていました。

しばらくして帰ってきて自分の親が帰ってきた安心感からか従姉妹と家を探検しよーや

って話 で、一階は玄関入ってすぐ右手の奥に風呂場その手前、並んだ感じにトイレが

玄関より反対の方に進むと風呂、トイレ過ぎたすぐ右手に台所

その奥がリビングでリビングには猫やら色々なパズルが壁に飾ってました

怖い感じがずっとありましたが

泊まるんであれば二階も見てえーよなぁ?と従姉妹と勝手に話し合い

廊下を挟んで台所の真向かいにあった階段で

勝手に二階に向かいました

階段を登りきらない所で目が合いました。

サイン色紙に誰かの似顔絵が書いてあり

階段登ってると自然に目が合う場所に置いてあるので はぁ?きもちわるすぎやろっと無駄にびびらされ、びびった自分に腹が立ちイライラしてました(笑)

階段を登りきると2部屋あり、右手の部屋は寝室で階段の電気でうっすら中が見えるので覗くと寝室にも花魁みたいな舞妓さんみたいなパズルが飾ってあり、さすがに寝室には ないなぁとか寝てる時に目線感じるやん

とかを話していて、最後にサイン色紙が置いてある部屋に入って どおしてもサイン色紙が気になり一歩中に入るまで目が離せず、ふと 左側ベランダ側に目をやると犬が!

生きていましたが今まで吠えなかったのでびっくりしました。

ベランダをあけ、ちょっとスペースを作り柵で仕切っていて その中でじっと、人間でゆう正座をした状態でお尻を横 地べたにつく体制で見つめられていて

顔はものすごく可愛かったです

犬種はコリーと何かの雑種みたいでした

自分は動物が好きなので すぐに怖がらないように低姿勢からゆっくり近いていき、今までじっとしていた犬は元々人懐っこい子だったらしく

柵まで歩み寄ってきました。が、その光景を見て絶句しました。

その犬、腰から下が全く動いてなく手の力だけで寄ってきたからです

その時はあまりにもびっくりで言葉がでませんでした

従姉妹二人で 目を合わせ どこまで触っていいのか わからないので とりあえず、頭や口元を触り まだまだ触っていたかったので祖母に なんで下半身不全になったのか、触っても痛くないのかを聞きに行きました 飼い主、祖母の弟本人には聞ける勇気はなかったので汗

で、話を聞くと その犬はコンセントで遊ぶ癖があり何度怒っても治らなかったみたいで ある日飼い主が酒を飲んでいた所またコンセントを噛んでいてその日も何度もしていて我慢の限界がきて つい?カッとなり二階の窓から ほおり投げた…と…

下半身は感覚がないので触っても大丈夫らしかった

けど、動物好きとして、コンセントを噛むと感電したりの危険性があって怒っても何度も何度も…で、普通の人はコンセントを隠すんですが、酒を飲むと質が悪いので、ありえん話ではないなと思いつつ身内では ありますが軽蔑みたいな感情がありました

と、同時に事故ではないので

ものすごく可哀想になり また二階にいき、触っていると水飲み皿が見当たらない。

ベランダを覗くと水、ご飯2つつながってる容器があり手に持つと 黒白が見え

は?…

カビがついてました。

内心 めちゃくちゃ腹が立ちました

不自由にさしておいて水すらおろそかって…

従姉妹を残し一階に水を入れにいき

持っていくと勢いよく飲みほして空になったので今度はコップに水をいれ持っていきご飯もやり、触っていた頃 ご飯ができたらしく呼ばれ

またくるなぁといってご飯をわいわい喋りながら食べていたら突然祖母の弟が

本間は来たくなかったんやろ

さっさと帰れ!お前等も俺の事馬鹿にしとんやろ

など、来たくなかったのは合っていますが その他は思ってもない事をゆわれ しまいにはリビングで寝てしまい、皆気まづくなり 片付けて帰る支度をしだしたので 最後に犬を触りに行き そのまま怖いので従姉妹にトイレついていってもらっていた時

トイレのドアを出て右側に仕切られてない脱衣所のマットの場所から

マット上だけを走っているダンダンダンダンダン!

となり、ドアの前に立っていた従姉妹が腰を抜かしそおになっていて 自分も驚愕で、出るにも勇気がなく2人顔を合わせながら

な、なに!?ちょー待って 本間なんなん

と、ゆっていると またダンダンダンダンダン!

意外にも2回目はなぜか怖いが冷静で従姉妹に叔父呼んで風呂お湯炊いてないか見てもらって!

といい その間にズボンをはき

見てもらったがガスすら付けた形跡なし。

叔父に説明しても、なんやろな?

と、だけ(笑)

で、怖いのでリビングに行こうと台所を通った時横目に母の姉のおばらしき人が居たのがわかり、聞こえんかったんかなぁ?思いつつリビングに

あれ…?

みんなおる…。ないない 気のせいやったんやな。と思うようにしました。怖いので(笑)

で、帰り支度も終わり夜の11時を過ぎていたと思います

祖母の家は遠いので従姉妹の家に泊まりに行く事になり やっと帰れると一安心。

従姉妹の母に叔父が電話で口喧嘩みたいになり寝たので今から帰る事をゆっていると

従姉妹の母は霊感があり、尚且つ憑かれやすい体質で、電話先ですら 嫌な感じがするので 余計なものは連れてくるなとゆわれたそうです。(これは後から聞いた話)

電話をきり 従姉妹宅へ

みんなも気を使わない間柄だったので

家につき、父、母の姉のおば以外

後味が悪いので飲み直すらしく

子供だった自分と従姉妹は大人の話を聞くのが結構好きでしたので起きてる事にし、

一階にトイレ風呂台所リビング 従姉妹の部屋があり

以前泊まりに来た時は従姉妹の部屋が一番安全な空間だと思ってました 自分なりには。

それも、従姉妹母が霊感があり寄りやすい家の作りのせいか 台所でご飯をしていると肩を叩かれたり腕を引っ張られたりと

トイレと風呂の間に鏡があり 歯を磨いていると右から左に歩いていく老人やらを家族全員みたり。なので鏡にはタオルを被せてガムテープで隠してました(笑)まぁ、従姉妹の部屋も窓を開けっ放しにすると入ってきて従姉妹母の寝てる足を引っ張られた事もあるみたいですが。

話は戻りますが 二階の普段ご飯とかで使ってる部屋で飲み直してる途中に やっぱり祖母弟の家での話になり 従姉妹母にダンダンダンダンダン!と走ってる音がしたってゆうと、行ったわけちゃうから はっきりわからんけど多分それは祖母弟の家に居る幽霊ちゃうかぁ

でも、その時は ただ、脅かしたかったから大丈夫やとは思うけどって話でした

そんな時、母が氷を取りに行くついでにトイレにいき帰ってきました

入ってきた時に若干顔がひきつってるよーにも見えましたが特に気になりませんでした

すると、座るやいなや 自分に

心霊写真とらしたろか?

と言い出した。

え? 幽霊は居っても心霊写真だけは絶対信じひんから撮れるわけないやん!

いや、今やったら撮れる自信あるから撮ってみ て!

なんなんそれ 絶対無理やってー

と言いながら しつこいので

自分の携帯で母を撮ってみました 3枚ほど

確認したら 母の画面の右上に

目と口元が丸く開いた人の顔が2つ。

明らかにテレビで見る心霊写真そのもの

初めて自分で撮り写っていたので信じました。

で、その写真を見ながら母に

なんで写るってわかったん?と。

母は トイレに行き 用をたしていると急に背中に誰かをおんぶした感覚がはっきりわかったと…

そお話をしていると従姉妹母が急に

父ちゃん父ちゃんやばい 入られる

震えながら言い出し、みんな

えっ!?まじか汗

どーするんっ とか焦っていて

従姉妹母が小さい男の子が入ろうとしてるけど

悪い事しよーとじゃなくて何か伝えたい事があるみたいやねんけど…

なにかわからへんねん って、聞いてるそばから従姉妹が急に泣き叫びだし、隣にいた自分はびっくりして

なに!うるさいねん!黙ってて と怖いのもありびっくりしたので強めにゆってしまい、従姉妹は顔の目の前に血だらけの男の人の顔があって睨んでる!と泣き叫び、こいつもか!と思い とりあえず目をつぶらし、背中をさすりながら こいつによってくんなや と心の中でずっと思っていましたが、目をつぶっても見えるらしく、祖母が目に手をあててみるとマシになったようで そこで自分も若干ですが落ち着いたことにより 塩をかけても変化はなし、

どっかで聞いた 霊は煙が嫌いと。

なら、煙草の煙を吹きかけてはどーかと思い従姉妹にふきかけたら スーッと抜ける感じがし、見えなくなったみたいでした、その時安心したのか自分が無意識にブルブル震えてるのに気付き まだ半信半疑だったのが確信に変わり そんな事を考えてると従姉妹がさっきの男の人が叔父の所いこーとしてる!

ってゆうので、慌てて叔父にふきかけながら、なんとか入ってはいけないみたいで 煙草の煙が充満していたせいなのか、従姉妹母についてた男の子もいなくなったみたいでした。そこに一階で寝ていた父が上がってきて 何事や?と 父は幽霊など一切信じません。けど みんなの慌てよう焦りようを見て とりあえずここ出よ と。

みんな賛成でした。片付けは翌日しにこよーと支度だけし、母は飲んでいたお気に入りグラスのビールも持ち そそくさと家をでました

自分は従姉妹家族の車にのり

父、母、母の姉おば、祖母は前を走っていました。

走っていると 助手席の窓から母がビールを外に捨てていました。

それを見て、なんかおかしいと思い 従姉妹母に思い入れがあるもんに憑きやすいゆーけど

グラスにも憑く?あのグラスたしか身内に渡した中で 割れずに残ってる最後の一個やねんけど…と

したら、あーありえるかもしれんな と。

不安があったものの祖母の家の下につき、

母に なんでビール捨てたん?なんかあった?

びっくりした顔して、そやねん 走っとってビール飲もかーて思って置いてたビール手に持った瞬間 段差もないのにビールが噴水みたく吹き出してん

オトンもそれ見て幽霊信じたって 飲むのもあれやから捨ててん

やっぱり。さっき話しとってん

あのグラス最後の一個やからもしかしたらって

と、話しながら祖母の家に上がっていき

リビングで 怖かったー まだおるんかな?

ここは祖父がおるから守ってくれるやろーと呑気に話していた時、自分の足の先からスーッっと何かが抜けるのがわかった。

祖父が守ってくれてたのかな?と思ったのと

自分についてたなにかを祓ってくれたのか、と思いました。

その後はなにもなく、祖母の家についてみんな安心しきって どっと疲れがでたのか 寝る事になったのですが自分は今日あった事が気になり なかなか寝付けず隣に寝ていた従姉妹を揺すって起こしてみたら

振り向いて目を見たら充血していて

最後の最後までぎょっとさせられた一日でした。

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