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短編1
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ろっこめ 超短編集【零】

一、

みんなでかくれんぼしてたらボクの隠れ場所に知らない子が顔だけ出して、「見ぃつけた」と言った。

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二、

お祖母ちゃんの形見の日本人形は、たまに瞬きする。

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三、

鏡台の前で髪を整えてるお姉ちゃんの姿は、鏡に映っていない。

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四、

ボクの部屋の天井の染みは、夜の方がよく見える。

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五、

隣の家の二階の窓に首だけ見えたオジさんは、風鈴みたいに揺れていた。

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六、

母さんの肩揉みしてあげてたら、知らない手も手伝ってくれていた。

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七、

賑やかな祭囃子に誘われて神社へ行ったら、夜店どころか誰一人いなかった。

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八、

街で見かけた忙しそうなオジさんは、お店のガラスをすり抜けて入っていった。

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九、

いつもお婆ちゃんが水をあげている花壇から、本物の目が出ていた。

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十、

こんな日記を書いていたらボクの後ろから、黒目だけの女の子が覗き込んでいた。

Concrete
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最後が一番いい感じにゾクッとしました。(*^^*)

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3つ目好き…!!

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