短編2
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走馬灯

人間が、死の危険に直面した時に、走馬灯を見る理由は、一説には、迫り来る死を回避する為に過去の記憶から生き残るヒントを探すためだと言われています。

自分は、走馬灯を2ヶ月前に見たのですが、その走馬灯の内容と現在身に起きている現象が気になっているので、話させて欲しい。

2ヶ月前、私は、突然、趣味のソフトテニスの大会中にぶっ倒れた。「あ、ヤバい。倒れる。」って、記憶を最後に、過去の記憶を辿る走馬灯を見た。(ちなみに、倒れた原因は、脱水症状でかなり危険な状態だったとのことでした)

幼稚園、小学校、中学校、高校、大学、その後と、本当に記憶を遡りました。その中で、1つ記憶が偽造というか、他人目線の記憶が紛れていたのを、覚えています。

それは、半年前に引っ越した時だと思います。あくまで、私の記憶にない(引っ越し時に長期旅行で引っ越しは、親や業者に任せていたので、私は、引っ越した事実は、知っていますが、引っ越しの中身までは、知らないのです。)のですが、走馬灯の中に引っ越しの様子が入っていたのです。

しかも、自分が新居内で親や業者が荷物を持ち運ぶ姿や、休んでる姿、自分に対する愚痴をこぼしている映像を見ました。また、不思議な事に自分が、自分でない誰か目線(確証はないですが、直感では、女性)で見ているのだけは、分かりました。

その後、1週間程度、入院して退院、家に帰りましたが、違和感を最初で感じました。

人の気配と耳鳴り、それから、私の嘔吐(仕事関係もあるかもだけど)が、ほぼ、毎日おきました。

最初は、疲れかもと気にしなかったのですが、つい最近、部屋で扇風機を自動で付けていていたのですが、寒くなかったので、停止した扇風機が、5分後に勝手に動き出したので、さすがにヤバいと感じています。

危険を回避する為の走馬灯で危険が増えて元も子もない状態になりましたが、皆さんも走馬灯の中(見ない方が良いですが)で、不可解な映像があれば、気をつけて欲しい。

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