昭和の頃、岐阜県で流行った遊びで「トビオリさん」というものがある。
やり方は簡単。「トビオリさん。トビオリさん。トビオリさん」と3回唱え、目を瞑り、その場でジャンプするだけ。
この遊びが流行った頃、大怪我する子どもが続出した。まるで高い場所から飛び降りたような怪我だったのだが、周囲にはそんな高い建物はなかったという。
子ども達の怪我がトビオリさんとの因果関係にあるのかは不明だが、学校側や保護者はトビオリさんを固く禁じた。それが幸いし、トビオリさんは全国津々浦々に広まることなく、岐阜県の一部の地域にしか広まらなかったとか。
作者まめのすけ。