明治生まれの童謡作家、西条八十が書いた詩がある。それが「トミノの地獄」だ。
この詩にはある曰くがある。それはこの詩を声に出して読むと不幸になるというものだ。
心の中で黙読する分には構わないが、声に出して朗読した人間は、健康を害したり死亡したという報告があとを絶たないという。
文章や表現自体は美しいので、発表当時は爆発的な人気を誇ったのだが、その内容は謎に包まれている部分が多い。
トミノという少年が地獄の中の地獄と呼ばれている無限地獄に行くという内容なのだが、何故彼が無限地獄に行くことになったのかは分からずじまいだった。色んな節が囁かれたが、現在も真相は明らかにされていない。
これを読んだあなたも、決してトミノの地獄を口に出して読んではならない。
信じるも八卦、信じないのも八卦…。
作者まめのすけ。