2週前の日曜日の話し・・・
丁度お盆休みだった私は墓参りも早々に終わらせ自宅でのんびり過ごしていた。
土曜の夜、同僚から「明日ツーリング行かない?」と誘いが来た。
単車4台と荷物係の車が1台で留萌の某海水浴場まで行くという。
正直なところ、お盆時期に海なんて行きたくは無かったのだが・・・・
北海道のバイクシーズンも後半に入っていたので渋々了解した。
日曜日・・・・
海まで単車を走らせるには若干怪しい雲行きではあったが降水確率は0%だったので予定通りに出発し11時には目的地に到着した。
早速、炭を熾し焼肉パーティーの準備!
北海道民の常識である。
曇り空ではあったが気温は30℃あり留萌にしては暑いくらいだ。
お盆中だし海に入る人などいないだろうと考えていたが・・・・
結構泳いでいる。
私が、この時期の海を嫌うのは皆さんお察しだとは思うが「見えてしまう」からである。
案の序・・・
沢山の「手」や「上半身」が、あちらこちらに見えてしまう。
中には、泳いでいる人を引きずり込もうと「摑みかかったり」「しがみついたり」している霊体もいる。
毎度のことながら私からすれば「よくもこんな状況の中で泳いでいられるものだ」なのだが・・・・
「やれやれ・・・・これだから・・・・」
見て見ぬふりは出来ない。
私は般若心経を小声で唱えながら焼肉をほおばった。
作者andy兄
ありきたりの話しですが・・・
「そういう人もいるのか」程度に読んでくれるとありがたいです。