この話は、昨日昼寝した時に見た夢のはなしだ…。
なんだかやけにリアルに覚えてるから、今夜はその話をしようと思う。
その夢では、自分(K)は殺人鬼なわけ。
ニュースでも有名な無差別連続殺人のな。
30年かけて100人前後は殺してきたらしい。
その日もまた、人を殺そうと真夜中に外にでたんだ。
暫く歩いてると、都合よく1人の子供がたってるんだ。
なんだかしゃがみこんで、下を向いてる。
Kは殺す相手をその子に決めたらしくて、後ろから近づいて行ったんだ。
するとその子は、下を向いたまま…
「おじさん…今日は僕を殺すの…?」
って言ってきたんだ。
Kは、何故分かったんだ?と多少驚いたみたいだが冷静に、
「そうだよ。今日は君の番だ。」
と優しく言い放ったんだ。
そしたら、その子…
【首を180度回してこっちを向いてきたんだよ。首は今にもちぎれそうなほど捻じ曲がっているんだ…】
一瞬自分の目を疑ったよ。
その子の顔を見ると、目は真っ黒。そこから赤黒い液体みたいのが流れてて…。
鼻からもその液体は流れ出していて…。
体は、刺し傷みたいのが何箇所にもあり、そこからも液体が…。
そして、そのままの状態でその子はこう言ったんだ。
「ねぇ…おじさん…?」
【「今日『も』僕の番なの?」】
ってね…。
作者赤庭玖繰