music:4
それは冬が終わったばかりの春、まだ冷たい風が吹く時だった。
菁滋の家の一部、いわゆる○○神社では菁滋が笹雄の体を借りている。
どのような状態かというと、神社の室内の中心に笹雄が座っており、その前にに見届け人の裡が座っている感じだ。
しばらくすると体を借り終わり、空っぽになった黒ウサギの身体は笹雄の頭からずり落ちた。
それを見ていた裡が受け止める。
裡「どう?うまくいった…?」
しばらくして、笹雄は目を開けたが、雰囲気が違った。
片目も色が青磁色に変わっている。
菁滋「どうやら上手くいったようだ、笹雄君も抵抗なく受け入れることが出来たらしい。
今は何時だ?」
裡「えっと…正午だよ。」
菁滋「直樹の言っていた時間だな、みんな行こう。」
裡「私、一回2人にに連絡しておくね。」
一同は気持ちを引き締めると、その場を後にして2人と合流を目指した。
裡「………。」
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ーーーーーーーーーーーーー
music:7
笹雄(………)
笹雄(……う…)
笹雄(ぅ〜ん…)
菁滋(気がついたか、気分はどうだ?)
笹雄(いい、とは言えないけど、大丈夫だ。
すっげーなw 体に一切の力を入れてないのに勝手に動いてやがるw)
菁滋(君の体と意識に最低限負担はをかけないよう使ってる、何かあったら言ってくれ。)
笹雄(わかった!)
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ーーーーーーーーーーーーー
music:4
一同が神社へ向かい、笹雄の意識が覚める頃、直樹と天魔は直樹の母校でもある××高校の生徒ととある店に来ていた。
直樹「うん、じゃあまた後で。(ピッ)」
生徒A「ん?どした直樹?」
直樹「あぁ、天魔と話してたんだ。」
天魔「お、おう!色々な!」
生徒A「また?お前株島にべったりだもんなw」
生徒B「いっそのこと彼女にしちまいなよw」
生徒C「実は狙ってるんだろ?ヒューヒューww」
天魔「は!?」
直樹「そっ、そんなんじゃないよ!!(恥)」
生徒A「ハハハw直樹はいじりあいがあるなw」
直樹「も〜…」
一同が来たのはレストラン。
見た目は黒、シンプルな外観で、扉にはopenと描かれた看板がかかっている。
直樹(前までペットショップだったのにもう別の建物になってる…
菁滋の言うとおり、シロミミの作った幻なんだ…
気をつけなきゃ、その時が来るまでなるべく時間を稼ぐ…!)
生徒A「よし、入ろうぜ!」
生徒たちは早速レストランに入って行った、直樹も後に続く。
レストランの中は少し暗いが、兎の可愛い飾りや厨房から流れてくるいい匂いが食欲をそそる…そんな感じのいいレストランだった。
店員「いらっしゃいませ、何名様ですか?」
生徒A「5人です。」
直樹(この人か…)
直樹は体を借りる前の菁滋に言われたことを思い出しながら作戦を始める準備をした。
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music:1
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
菁滋((いいか直樹、おそらく僕たちの時と同じようにシロミミは1人、
店員とかがいたらそれは確実にシロミミだ。その時は警戒を怠るな!))
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〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
music:4
店員「5名様ですね、席へご案内いたします。」
一同は店員に案内され、四角いテーブルを囲んで席に座った。
2人は同じ列に先に座った。それに合わせ、生徒たちは2人の向かいに座る。
生徒B「何を食おうか?」
生徒C「なんかおもいっきり食おうぜ!」
天魔「あんま食い過ぎて腹壊しても知らねーぞ…w」
直樹以外が楽しく会話をしていると、店員が水を運んで来た。
直樹(来た…!)
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music:1
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
菁滋((とにかく他の奴らには液体を取らせるな!確実にシロミミの呪いがかかっている!
少しならまだセーフだが、半分以上飲まれたら多分手遅れになる…
作戦の一部にこれを補うのがあるからそれでなんとかしてくれ!
天魔は被害者ヅラだ、君の演技は上手だから作戦の信頼性も上がるだろう。))
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〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
music:4
直樹は足で隣にある軽く天魔の足を踏んだ、天魔も踏み返す。
作戦開始だ!
天魔「ん?なんだあれ!?」
生徒ABC「え!?」
一同が窓の外を見ている隙に、直樹は出された水に持参した小瓶の中身を入れ、何かが印刷された厚紙を取り出してメニューに挟んだ。
それをチラ見した天魔は自分にも小瓶の中身を入れろと催促した。
直樹は驚きながらも天魔の水に渋々小瓶の中身を少なめに入れた。
生徒A「………?」
生徒B「何もいねーじゃねーか!」
天魔「いやすんごかったよ今wすげーカラスの大群がw」
生徒C「マジ?怖っw」
天魔「そんじゃ、この店の来店を記念して、乾杯ー!」
直樹「ちょっと、天魔…!?(小声)」
天魔「まぁ任しとけって!(小声)」
生徒A「ちょ理由w乾杯!」
生徒BC「乾杯!」
一同は水を飲んだ。
天魔は他の生徒たちが水を少し飲んだのを見計らい、
わざと口に含んだ水をやや霧状に吹き出した!!
ダイレクトに生徒たちと生徒たちが持つコップにかかる!
直樹「!!??」
天魔「ぶぇっ、げほげほ…何だこりゃ!?苦っ!!」
生徒A「ちょ、急に噴き出すなよ!完全にかかったぜ!?」
生徒B「いやそれより苦い!何だこれ!?」
生徒C「ちょっとこれは取り替えてもらおうぜ…」
すると、天魔は直樹の足を踏んでメニューの方を見た。
直樹(メニュー…?あ、そうか!)「ちょっと待って!」
そういうと、直樹はあらかじめ仕込んでおいた厚紙をメニューから出した。
直樹「これによると、その苦い水は「ブレンド健康水」で、苦いのは仕様らしいよ。苦情出すくらいなら飲まなきゃいいじゃない…」
生徒A「マジかwじゃあ我慢するしかないな…」
もちろん真っ赤な嘘だ。
これは裡のアイディアで、消毒液の入った小瓶と、裡が笹雄に頼んで作成してもらった偽の説明書を直樹に渡して置いたのだ。
つまり、裡の読みかあたったのだ!
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直樹(これで第一関門は超えた…ここからが勝負だ!)
一同は水を飲むのを諦め、料理を注文した。
しばらくして注文された料理が運ばれて来た。
一同「いただきまーす!」
直樹(これは大丈夫だな。)
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〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
music:1
菁滋((基本、食べ物は食べて大丈夫だ。
裡の体験によると、裡はシロミミの作ったミルフィーユを完食したが、何ともなかったらしい。
だが油断はするなよ…))
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〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
music:4
一同のほとんどは手こねハンバーグを注文した。生徒Bは牛肉のカットステーキで、直樹はシーフードパスタだ。
生徒A「うんめぇ!!(バクバク!)」
生徒C「どっしりとした歯ごたえ…溢れ出る肉汁!!(ガブっ!)」
天魔「やばい!!ライスが止まらない!!w(ガツガツガツガツ…)」
生徒B「騒がしいな…w(ムグムグ)」
直樹「ですね…(チュルル…)」
男たちの食事は早かった。あっという間にペロリと平らげて爪楊枝でシーシーする。
そんな様子をドアの小窓から覗く2人の人物がいた。
裡「上手くいったみたい、やったね!(小声)」
菁滋「恐ろしいことを考えつくものだな…だがこれで全ての山は超えた、後は待つだけ…(小声)」
覗く2人を確認しながら天魔は一同が壁側にその場を移動した。
天魔「だいぶ休んだし、そろそろ帰ろうぜ。」
生徒A「だな、ごちそうさ〜ん。」
一同が帰ろうとすると、
music:3
なんと店全体がぐにゃりと歪み、
いつのまにかテーブルの目の前に店員が現れた!
その顔は驚き、焦り、怒りで歪んでしまっている。
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sound:33
ドウ……シ……テ……!?
sound:39
生徒C「きゃーーー!!??」
生徒B「ちょwお前女みたいな悲鳴ww」
生徒A「それどころじゃねぇだろ!!」
天魔「ちょいとごめん!でいやぁ!!」
生徒A「え、ちょい天魔!?痛ででででで!!」
天魔は歪んだ隙を見て生徒たちを全力で押し出した!
生徒たちは歪んだ邪気の壁をすり抜け、外に押し出される!
直樹「逃げろ…!逃げるんだ!!」
生徒A「は!?痛た…」
生徒B「とにかく逃げろって言われてるんだから逃げようぜ!」
生徒C「わかった!気をつけろよ!!」
そう言って逃げ出す姿を見送ると、邪気の壁は再びレストランの壁となり固まった。
そこへ裡と菁滋が乗り込む!
菁滋「離!結界、守!」
そう言って2枚の札を投げつけた!
1枚は天魔たちの方へカミソリのように飛んでドーム型の結界を作り出し、もう一枚は店員に直撃した!
sound:33
ギャーーーーー!!!!!
シロミミは黒い煙を出して苦しみ、そのうち1人の女子高生の霊と真っ黒な店員の形の別れた!シロミミは倒れる!
菁滋「今だ!中に入れろ!」
すると、わずかに霊力のある直樹はシロミミを、天魔は裡をお姫様抱っこして結界の中へ避難した!
店員姿のそれはモヤモヤと歪み、その内おぞましい仮面をつけ、巨大な鎌を持った1人の化け物に変わった….
裡「美海さん…藤城美海さん!」
美海「うぅ…あ…?誰…?」
直樹「こっちは上手くいったよ!後は頼んだよ菁滋!」
菁滋「任しといて!さてと…やっと姿を現したね、
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sound:21
藤城美海さんを狂わせて魂を食らってきた外れ死神…!」
裡「外れ死神?」
直樹「あの世の掟に逆らって魂を乱獲する死神だよ、普通はあの世で処刑されるんだけど…
菁滋によれば、恐らくは処刑神を食らっておりてきたらしいよ。」
外れ死神「フハハハ…まさか邪魔が出るとはな…
全く、せっかく抜け出しいいカモが見つかったというのに…
貴様の中にある狐の魂は清く美しい…
2つもろ呪い食らってやるわぁーーー!!!」
菁滋「お前こそ天に帰れ!受けるべき罰を受けるんだ!!」
music:6
こうして、2体の霊能者と人外の戦いの蓋が切って落とされた!!
それと同時に、ドーム型の結界のテーブルと椅子以外はドロドロに溶け出した!
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ーーーーーーーーーーーーー
music:4
2体の戦いは早すぎて4人の目に捉えることは出来なかった。
ただ風を切る音と2体の雄叫びしか聞こえてこない。
シロミミこと、藤城美海はただただ泣いていた…
直樹「君が泣く必要はないよ…全部あいつがやらせたんだろ?」
美海「いえ…狂わされたとはいえ…やったのは私の意思です…」
天魔「そんなわけないだろ!?ってかそう考えるな!」
美海「ごめんなさい…ごめんなさい…!」
裡はただただ泣き叫ぶ美海をみてふと、自分がここに来る前にあらかじめ用意して置いた白い箱を思い出し、美海に差し出した。
裡「これ、食べますか…?」
天魔「は?霊が食べ物なんか食べれるのか?」
裡「あ、いやあの…料理も出来るならこれも大丈夫かなぁ…?って(汗)」
今更言っておくが、裡はたまに天然バカになるw
直樹「そうだよ、食べられるはず…が…え?」
だが、その時の天然バカは役にたった。
美海は白い箱の中に手を差し伸べ、なんとそれを手にとったのだ!
天魔「は!!??」
しかもそれを口に運び、サクッと音を立てて食べたのだ!
直樹「………???」
天魔と直樹は唖然として驚いている…
美海「美味しい…!こんな甘くて美味しい物初めて食べた!これはなんなの?」
裡「これはね、」
裡が美海にそれが何か教えようとすると、戦っている方から悲鳴が聞こえた!
菁滋「なっ、お前!?ぐあぁーーー!!!」
裡「なっ、何!?」
music:6
裡はテーブルに白い箱を置き、結界越しに戦っている様子を見た。
と同時に、直樹が青ざめる。
直樹「なっ…あいつなんてことを!!」
天魔「どした直樹?俺には菁滋以外は何も見えないんだか…」
実は天魔も霊力を持っているのだが、その量はわずかで美海と外れ死神も白いモヤと黒いモヤにしか見えていない。
3人の中で一番霊視ができる直樹が青ざめながら状況を急いで説明する。
music:2
直樹「あの外れ死神…食った魂を1つ吐き出して真っ二つに切ったんだよおぉ!!今でも切られた魂の悲鳴が聞こえる…!!」
裡「なんですって!?」
見ると、裡も聞こえず薄っすらではあるが、それを捉えることは出来た。
菁滋はそれによって気をそらされて隙を見せてしまい、首を〆られている…!
菁滋「ぐ……あ……」
外れ死神「フハハハハ!!貴様らの魂は私がいただく!!」
菁滋「く……そ……」
あまりにも首を強く〆られた菁滋は気を失ってしまった…
裡「そんな…なんとかしなきゃ!!」
裡は天魔には見えない外れ死神や美海がハッキリ見えることで、自分に何かできるのては?と、わずかな可能性を感じていた。
すると、美海が裡に声をかける。
美海「あの…これ使えるんじゃないですか?」
そう言って、ポルターガイストで美海はある物を渡した、
それは綺麗に磨かれた古びたフライパンだった、先ほど使われた痕跡がある。
美海「これを…あそこに…。」
美海が指差したのは外れ死神の顔だった、大きなヒビも入っている。
裡「わかった!とにかくやってみるよ!!」
迷ってる暇はない!と裡は思い、ためらわず結界を飛び出した!
天魔「ちょ!?裡ちゃん戻れ!!危ないぞ!!」
急に現れた援軍に外れ死神は驚き、わずかに首を〆る手が緩む。
外れ死神「なっ…!?貴様どこから!?」
裡「悪霊退散ーーー!!!」
裡が一気に近づき、外れ死神に振りかぶった!
カァンと少しアホらしい大きな音がして外れ死神の仮面が粉々になった!!
外れ死神「ぐあぁーーー!!!」
外れ死神が顔の激痛に見舞われている隙に裡は笹雄の体を体重をかけて物陰に移動させた!
裡「槍坂さん!…じゃなくて菁滋君!…でもないか気絶してるし、あぁもう!2人とも起きて!!」
裡は笹雄の体を揺すったり頬を軽く叩いたりしたが、一向に目を覚まさない…
裡「ほら起きて!お願い!!」
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sound:33
コンナトコロニイタカ………
裡「ひっ………!」
外れ死神の仮面の下はめちゃくちゃだった、たくさんの目しかそこにはない。
死神は息をしないので鼻もなく、声帯が無くても語れるので口はない。
普通死神の目は人間と同じ2つなのだが…この外れ死神は処刑中に無理矢理逃れたためにこのような消滅前の顔になってしまったのだ。
裡「こ、来ないでーーー!!!
sound:39
いやぁーーー!!!」
裡はめちゃくちゃにフライパンを外れ死神の方に振り回した。
これで外れ死神はしばらく近づけないが、その内疲れてしまうだろう…
sound:33
フハハハハ………!
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ーーーーーーーーーーーーー
music:7
菁滋「うぅ…笹雄君すまない…」
菁滋は笹雄の中で弱りはてていた、もう笹雄の体を操作することは出来ないだろう。
これ以上笹雄の体を操作しようとすると冗談抜きで死んでしまう。
菁滋「こうなったら仕方ない…危険度は高いがウサギの体に戻って復帰を…」
その時、菁滋は自らに関与している存在に気がついた。
菁滋はその存在の頭を撫でながらその声を聞いた。
菁滋「君は…そうか…笹雄君の力なのか…助けになりたいと…うん…わかったよ、僕の力で目覚めさせて上げよう。」
菁滋は最後の力を振り絞り、その存在に力を与えた。
力を与えられた存在は遠吠えをして光出した!
菁滋「後は…頼んだよ…笹雄……く………ん………」
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ーーーーーーーーーーーーー
music:2
裡「はなじでぇ…うぅ…」
sound:33
クルシイカ?クルシカロウ…
裡「うるさい…!離してよ…!!」
sound:33
クルシンデシヌガイイ……!!
その時だった。
music:6
笹雄の体が急に真っ白に光出したのだ!
その隙をみてリュックサックから真っ白なウサギが飛び出し、外れ死神の顔に飛びついてまぶたに噛み付いた!
sound:33
ギャーーーーー!!!!!
外れ死神は裡のかよわい首から手を離し、ウサギを投げ飛ばした!
裡は首を〆られてフラフラになりながらもウサギをダイビングキャッチした!
裡「春花!げほげほ…」
一方笹雄は意識を取り戻し、立ち上がっていた…いや、正確に言うと四つん這い?動物の立ち振る舞いに近い感じだ。
白い光の正体は霊力だった。真っ白な耳や尾が生えている。
笹雄「散々やってくれたじゃねーか…何倍にでも返してやるぜ!!」
sound:33
オノレーーー!!!
笹雄は光の矢となって飛び出した!
霊力の爪で切り裂き、霊力の牙で噛み切っていく…
笹雄(なんだこれ…体が軽い…!)
sound:33
グアァッ…オノレェァ!!!
外れ死神は菁滋と裡により、かなりのダメージをすでに受けていた。
反撃の隙もする体力も無く、一方的に攻撃を受け続けた。
sound:33
ナゼダ…ドコカラコンナチカラヲ!!??
外れ死神はやられる寸前で気がついていないが、
sound:21
外れ死神が攻撃を受けるたびに外れ死神が食べた魂が溢れ出てきているのだ。
その魂たちはまだあの世に行かず留まり、笹雄に力を貸していている。
裡にもその光景が見えていた。
裡の抱いている真っ白なウサギの周りにも4つの魂が漂っている。
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(ハルカ)
(ウエダサン)
(モウダイジョウブ)
(ミンナガツイテイル)
裡「春花?どうしたの?」
見ると、真っ白なウサギは目から涙を流して震えている。
時々「キュー」と悲しげな声を出しながら。
sound:33
キサマラアアア!!!!!!
外れ死神は最後の奇襲をかけた!次で最後になるだろう!
笹雄「みんな…もう少し力を貸してくれるか?」
そう笹雄が言うと、魂たちは魂となってから一番強く光出した!!
笹雄「ありがとう…!」
sound:33
オアアアアア!!!!!!
笹雄「これでもくらえやぁーーー!!!」
笹雄の霊力の爪は今まで以上に光出し、鈍い音を立てて外れ死神の体を貫いた!!
sound:33
グオアアアアア!!!!!!
music:3
外れ死神は断末魔をあげ、真っ白に発光しながら崩れ出した!!
sound:33
コウナッタラミチズレジャアアアアアアアアア!!!!!!!!!
裡「危ない!!」
裡はとっさに笹雄を突き飛ばした!
笹雄の代わりに外れ死神の光を受けた裡はそのまま姿を消した…
笹雄「ちょ、なにしてんだよ!?やめろ裡!!」
直樹「眩しい…!」
天魔「やべぇ!目つむってもダメだ!」
美海「あの子が…
ダメ!連れてかれちゃう!!」
一同はあまりの眩しさに身動きできず、世界は光に包まれていった…
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sound:33
フハハハハハ………ハ?
sound:20
ナ、ナゼキサマキエテナイ!?
?「……………。」
作者ハピナ
今回で9話ですわ、早いなw
(((o(*゚▽゚*)o)))
フハハが口癖のおちゃめな死神w
( ̄Д ̄)ノ
なんかまとまらず長くなりました。
((((;゚Д゚)))))))
申し訳ない…
_| ̄|○
次回は真成仏編!いわゆる最終回!
☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
お楽しみに〜♫
*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*