俺には四つ年上の姉がいる。性は玖埜霧、名は御影。渾名はみみりんというらしい(あまり定着していない。そもそもこれは姉さんが自分で考えた寒々しい渾名であり、機嫌がいい時などに俺に呼ばせたがる)。
それではここで、簡単簡潔に姉さんの自己紹介をしてみよう。
七月十日生まれ。蟹座。A型。
すらりとした長身。髪型はさっぱりとしたショートカット。顔立ちは……まあ、美人の部類に入ると思う。普段から無口(饒舌な時はマシンガントーク)。そしてクール。冷めた物言いをする。
滅多にスカートを履かない。制服以外ではほとんどジーンズ。厚着が嫌いで、基本的に薄着。冬でもニット一枚とかね。蒸れるのが嫌なんだってさ。
尊敬している人は両親。養子として引き取ってくれたことに感謝しているし、人間的にも尊敬しているとのこと。両親の前では敬語を使って話す。ですます口調というやつだ。
好きな食べ物はカステラ。嫌いな食べ物は柑橘系。酸っぱい物は苦手。好きな教科は古典。嫌いな教科は化学。好きな小説はミステリー系。探偵モノ。オカルト系。たまにBLも読む(爆)。嫌いな小説は恋愛モノ。好きな色は黒。嫌いな色は白。
性格は好き嫌いがはっきりしている。根っからのドS。オラオラ系。時たまツンデレ。
趣味は弟の俺を苛めること。いたぶること。泣かすこと。いじること。コスプレ癖もあり。
特技はーーー怪異を見ること。怪異を検分すること。怪異を祓うこと。
◎◎◎
「なあ、玖埜霧。いいことを教えてやろうか」
クラスメートの岩下がそんなことを言い出してきたのは、数学の授業真っ最中の時だった。俺の前の席に座る岩下は、首だけ動かしてこちらを見た。
「何だ。女の子にモテるテクニックとかか?」
小声で返すと、岩下はぶんぶか頭を振った。
「そんな与太話ではない。ネットで見た怖い噂だよ」
「それこそ与太話じゃねえか」
そういやこいつ、オカルト系な話が好きなんだっけ。そのくせ怖がりなんだよなあ。
岩下はこれまでにも二度ほど、俺にオカルト系の相談事を持ち掛けてきている。そして二度とも俺はエラい目に遭わされている。
二度あることは三度あるって言うけれど。三度目は勘弁願いたいものだ。
こほん、と。わざとらしい咳払いをする岩下。
「まあ、そう言わずに聞けよ。お前さ、”ネイルの女”って噂、聞いたことある?」
「ネイルの女?何それ」
「なら好都合だ。話してやるからありがたく聞け」
「いや別に……」
「そうか、是非とも聞きたいのか。よーしよしよし分かった。そんなに聞きたいのなら話してやる。だから落ち着け。浮き足立っても仕方あるまい」
「だから聞きたくないって……」
「何年か前に実際にあった話なんだが」
「………」
岩下め。人の話を聞かない奴。
岩下は雰囲気作りのためにか、無駄に低い声を出して「ネイルの女」についての詳細を語り始めた。
ある時、若い女がネイルアートに出掛けた。ネイルアートって知ってるか?俺も詳しくは知らないんだが、付け爪のことだよ。手や足の爪にデコレーションした偽物の爪を付けて楽しむやつ。
その時は手の爪だけにネイルしたらしいんだがな。
手のネイルには色んなタイプの物がある。短いタイプや魔女の爪みたいに長くて先が鋭いタイプなんかがな。で、その女は長いタイプのにしたんだって。
色は黒。おまけにストーンっていうの?キラキラするデコレーション用の石でふんだんに飾り立てた。
女は出来上がりを見て喜んだ。そして機嫌良く店を出たんだが……店を出た直後、不幸が起きた。
事故に遭ったんだよ。信号無視して突っ込んできた車に跳ね飛ばされた。女は三メートルほどふっ飛び、地面に激突。即死だったそうだ。
そのあと警察が駆けつけ、あれやこれやと事故の捜査をしたんだが……。妙なんだよ。
地面に激突した際、付け爪が剥げたらしいんだ。それも生爪ごとな。右手は人差し指と中指。左手は人差し指と薬指、そして小指。それぞれ、ネイルごと生爪が剥げてしまって肉が見えてた。
生爪って、剥げても血は出ないらしい。でも、かなり痛々しいってことは想像つくよな。赤々しい肉が剥き出しになってんだよ?考えただけでもゾッとするよ。
と、まあここまでは不幸な事故として処理されたんだが。妙なことがあった。
剥げてしまったネイルと生爪が見つからないんだよ。警察官が目を皿のようにして探したんだが、一つも見つからない。五個が五個とも見つからなかったそうだ。
まあ、最終的には跳ね飛ばされた時の衝撃でどこかにいってしまったという結論になったわけだが。
「でな、ここからが面白くなってくるんだ」
岩下はニヤリと悪魔みたいな笑い方をした。よっぽど教科書の角で頭を小突いてやろうと思ったが止めといた。
俺も姉さんによくやられるけど、あれはガチで痛いからな。そこまで非道な真似はせん。
「面白って何が。もったいぶらずに早く言え」
「本当に聞きたいか?」
「ここまで話しといてお預けはナシだろ」
「どうしよっかな~。言おうかな~。止めとこうかな~。言ってもいいけど~後悔するなよ~」
「………」
嗚呼、イライラする。自分から話してきたくせにもったいぶりやがって。やっぱり小突いとけば良かったかな。
岩下はそれからずっとニヤニヤしていたが、やがてとんでもないことを言い出した。
「この話を聞いてしまうと、夜、寝てる時に女が現れるんだってさ」
「……おい。何だそりゃ」
「よくあるじゃん。”この話を聞いた人間のところに○○が現れます”みたいなやつ。この噂もそれと一緒らしいぞ。未だに剥げた爪を探してさまよってんだって」
げえ。マジかよ。
俺は思わず顔を引きつらせた。このテの話は苦手なのに……。だだでさえ怪異を引き寄せやすい体質の俺に、何て話をしてくれたんだ。
文句を言おうと口を開き掛けると、丸めた教科書でパシンと頭を叩かれた。岩下も同様に頭を叩かれ「あたた……」と呻いている。
目を向けると、数学担当の望月先生が腕組みして俺達を見ていた。それも満面の笑顔で。
「岩下君に玖埜霧君。黒板に書いてある数式を解いてくれるかな。解き方は今さっき説明したところだから勿論分かるよね?」
◎◎◎
「うーーーーーーーーーーーーーーーーーん」
その日の夜のこと。帰宅した俺はいつものように宿題を済ませ、夕食を食べ、姉さんに風呂を覗かれながら入浴し、ベットに入ったのだが。
ベットの上で寝返りを打つこと十八回目。岩下の奴から聞いた話がどうにも気になり、なかなか寝付けないでゴロゴロしていた。
うーむ。目を瞑ると、どうしても思い出してしまう。ベットの横に爪の剥げた女がぼうっと立っていて、俺のことを見下ろしていたらどうしようとか、そんな下らないことを考えてしまうのだ。
「うーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」
ヤバイ。このままだと徹夜になりかねない。試験前日でもないのに、貫徹などまっぴらだ。
こうなったら仕方がない。俺はのろのろとベットから下りて部屋を出た。
「姉さーん……」
隣の部屋の扉をノックすること数回。パジャマ姿の姉さんが不機嫌そうに顔を出した。姉さんは寝ているところを起こされるのが嫌いなのだ。
「何…?こんな時間にどうしたんだよ」
「い、一緒に寝てもいーい?」
「…………」
姉さんはキョトンとした。それから何度か瞬きすると、俺の手首を掴んで強引に部屋へと引っ込んだ。ガチャリ、と内側から鍵もしっかり掛けてるし。
「そっかそっか。欧ちゃんは私と寝たいんだね。可愛いなあ可愛いなあ。食べちゃいたいなあ」
「あ、あの……」
「全部脱いだほうがいい?それとも靴下だけ履いてたほうがいい?」
「脱がなくていい!靴下も履かなくていい!何考えてんの!」
「エロいことだけど」
「ハッキリ言わないでー」
耳まで真っ赤にしている俺とは真逆に、姉さんは取り澄ましたような顔をしている。フツー、逆じゃね?
こういう場合は女の子のほうが恥じらってるものなんじゃ……嗚呼、違う違う。そうじゃなくて。
「友達から怖い話聞いちゃって……。一人じゃ怖くて寝付けないからさあ。一緒に寝てくれない?」
「それってフリ?」
「いやいやいや。ガチな話」
「なあんだ。つまんねーの」
パジャマのボタンを外し掛けていた手を止め、姉さんは肩を竦めた。我が姉ながら何と恐ろしい……。一階にはパパとママが寝てるというのに。
「お邪魔します……」
俺は遠慮がちにベットへと潜り込んだ。チラと隣を見ると、姉さんが至近距離で俺を見つめていた。それも獲物を狙ってる猛禽類みたいな目をして。
「な、何か……?」
「早く寝ないかなーって思って」
「………」
これはこれで眠れないかもしれない。
寝たら何されるか分からなくて怖かったけど。小学生の時はよく姉さんと枕を並べて寝ていたことを思い返していたら、いつの間にか眠りに落ちていた。
◎◎◎
「……ん、」
何やら足先がくすぐったくて目を覚ました。姉さんが悪戯でもしてるのかと思ったが違う。隣から規則正しい寝息が聞こえてきてるし。
薄目を開ける。足元の布団が盛り上がっていた。単に盛り上がってるんじゃないーーー人がすっぽり潜り込んでいるような膨らみ方にも見える。
『アシ』
ボソリと呟く声が布団の中から聞こえた。
ひゅっと息を呑む。足先にはハッキリと誰かの手に掴まれている感覚がある。
『足。アルアルアルアルアルアルアルアルアルアルアルアルアルアルアルアルアルアル』
ぐりっと両足の爪を掴まれた。激しい疼痛刺激に声を上げそうになるが、喉がカラカラに張り付いて声にならない。
「ひ、」
姉さん!起きてよ!
だが姉さんは起きない。熟睡してる時の姉さんは耳元でシンバルを鳴らされても起きないくらいなんだけど……でも、俺がピンチの時はいつだって駆けつけてきてくれたのに!
こんな時に何で起きないんだよ!
手の感覚はだんだん上へと上ってきた。足首を何度も撫で回し、続いて脹ら脛、太もも……。時間を掛けてゆっくりと愛撫するみたいに丁寧に撫で回していく。
「や、やめ……っ、」
くすぐったい。てか怖い!でも何故か動けない。
ヒュウヒュウと掠れた息遣いが布団の中で繰り返される。それと同時に布団の中にいる「誰か」も移動しているようだった。
太ももと脹ら脛の辺りにズシッと重みを感じる。恐らく「誰か」はそこに乗っかっているのだろう。
『手。アルアルアルアルアルアルアルアルアルアルアルアルアルアルアルアルアルアルアル』
きゅっと両手を握られた。どことなく湿っぽい感触が生々しくて気味悪い。
握り締めていた手をやんわり解かれ、手の甲を撫で回される。ぐぐぐっとお腹の辺りが重くなり、息をするのも苦しくなってきた。
「ぐっ……ぐるじ……」
『親指』
両手の親指の爪をぐりっと押された。
「いてぇ!」
『アルアルアルアルアルアルアルアルアルアルアルアルアルアルアルアルアルアルアルアル』
あるあるじゃねえよ、この野郎!いてえじゃねえか、莫迦野郎!
『人差し指』
続いて人差し指の爪。ぐりっと押された。
「いて…っ、痛い!」
『ナイナイナイナイナイナイナイナイナイナイナイナイナイナイナイナイナイナイナイナイ』
ぐりりっ。金槌で殴られたみたいな衝撃が人差し指の先端に走る。
「………ッ!!!」
い た い。
人って本当に痛い時は声が出せないらしい。あまりの痛さに背中を反らせ、つま先をピンと伸ばした。じんわりと涙も出てくる。
『中指』
「ひぃっ、……ひっ、うっ、ううう…、」
半泣きというかマジ泣きした。怖いより何より痛いからだ。
痛いことをされるという恐怖は半端ない。江戸時代、「爪剥ぎ」という惨たらしい拷問があったと聞いたことがある。その名の通り罪人を身動き出来ないよう縛り付けた上で、一枚一枚爪を剥いだという。
時間を掛けていたぶり、なぶる残虐行為。まさしく今の俺の状況そのものだった。
ぐりりっ。ぐりっ。
「……!……!」
『右手。ナイナイナイナイナイ。左手。アルアルアルアルアル』
もう……もう、頼むから止めてくれ。お願いします。お願い。お願いしますから。痛いから。もうやらないで。止めて。止めて。頼みます。どうか。お願い。お願いします。お願いだからーーー
『薬指』
ぐりっ。ぐりっ。
「……、◆%〒♯*@⇄♤Ť§!!」
自分でも何と言ったのか分からないような奇声が喉から上がった。
『右手。アルアルアルアルアル。左手。ナイナイナイナイナイ』
「……、うううううう」
痛みで頭が朦朧としてきた。このまま失神してしまえば楽なのに、そうもいかないようだ。
親指、人差し指、中指、薬指。となると残るは小指だ。
ススス……。布団の中にいる「誰か」がゆっくりと小指をなぞる。俺は既に涙も止まり、スンスンと泣きじゃっくりを上げていた。
「ね…、えさん……」
カラカラに乾いた喉を振り絞り、弱々しい声で呼んだ。姉さんは幸せそうな顔をして「おーちゃん、そんなとこダメだっては……」なんて寝言を言ってた。どんな夢見てんだ。
「姉さ…ん……」
「んー、おーちゃんの意地悪ー‥‥‥」
「姉さんてば……!」
「…、ZZZ……」
駄目だこりゃ。熟睡していればゴジラが襲撃に来たって起きないような姉さんが、蚊の鳴くような俺の呼び掛けで目を覚ますとは思わなかったけど。
『小指』
「…っ、」
きた。体中の筋肉が緊張でピキンと張りつめる。ブワッと冷たい汗が全身の毛穴から吹き出した。
モゾモゾと巨大な芋虫が布団の中を移動しているかのように。「誰か」はヒュウヒュウと呼吸を漏らしながら這い上がってきていた。
ガサッ。布団が胸の辺りでめくれる。
『………』
「………」
女だ。女がいた。
鼻先がくっつきそうな距離でじっと俺を見下ろしている。額の肉が一部剥がれ、鮮血が滴り落ちていた。
黄色く濁った白目。異様に小さい黒目。口は微かに開いており、ヒュウヒュウと細い呼吸音が聞こえてくる。
女はうっすらと笑った。やけに赤い歯茎と乱杭歯がヌウッと覗いていた。
『爪……アル?』
『うっ……、ね、ね、姉さあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん!!!!』
「うっさいな!夜中に何騒いでんだよこのクソガキ!身包み剥ぐぞこの野郎!!」
姉さんは飛び起きると、俺の胸ぐらを掴んだ。しかし俺が今にも死にそうな顔をしてポロポロと涙を流しているのを見て手を離した。
「どうした。怖い夢でも見たのか」
「………」
答える代わりに両手の甲を上にして姉さんに差し出す。右手の人差し指、中指。左手の人差し指、薬指、小指の爪。計五本。五本の爪が叩き潰されていた。
「……何があった?」
「実は……」
俺は姉さんに経緯を語った。岩下から聞いた「ネイルの女」のこと。ネイルの女の話を聞くと、夜中にその女がやってくること。ベットで寝ていたら、布団の中に「誰か」が潜んでいて、爪をぐりぐりと押したこと。
全てを語り終えると、姉さんは俺の頭を「よしよし」と撫でた。
「そりゃ怖かったね。でもね、この部屋には怪異はいないよ。いたら私が気付いてる。幾ら熟睡してたって気配を感じれば起きるさ」
「で、でも……」
「まあ聞けよ。ある科学者達がな、こんな実験をしたそうだ」
まず成人男性を椅子に座らせ、手足を拘束。身動きが出来ない状態にする。目隠しもして視界も遮る。
そして片腕を露出させ、適当な物ーーー例えば氷。「これは氷だ」と最初に教えておいた上で氷を押し付ける。それに対し男は、どう感じたかを答える。氷なら「冷たい」と答えるわけだ。
続いて用意されたのは熱したアイロン。男の耳元でシューシューという音を聞かせ、「これはアイロンだ」と教える。当然男は怯え、騒ぎ立てる。だが、実際には、アイロンじゃなくてフォークを腕に押し付けるんだ。
「さて、どうなると思う?」
「どうなるって……別にフォークなんだから何ともならないんじゃないの」
姉さんは「いいや」と首を振ってみせた。
「男は火傷をしたんだよ。言っとくけど、フォークには何の細工もされていない。ごくごく普通のフォークだ。それなのに男は火傷をしてしまった」
「……何で?」
「脳だ。人間の脳っていうのは、時として”思い込み”をしてしまう。ただのフォークも、熱したアイロンだと本気で思い込んでしまえば、その通りの反応が起きる。目隠しされて視界を遮られているから尚更だ。お前にも同じ現象が起きたんだよ」
岩下から「ネイルの女」の存在を聞かされた俺は、心底恐怖しーーーそして信じてしまった。本気で思い込んでしまったのだ。
”この話を聞いてしまうと、夜、寝ている時に女が現れるんだってさ”
思い込んでしまった結果として、いもしない女の存在を見てしまいーーーそして爪が叩き潰された。爪の怪我は女の仕業ではなく、脳が反応してしまったのだろうと姉さんは言った。
幽霊の 正体見たり 枯れ尾花。
「金縛りなんかもこういった脳の思い込みで起きるケースがある。住んでいる家に幽霊がいるんじゃないかとか、先祖霊に祟られているんじゃないかと強く思い込むと、夜になって金縛りに遭う場合がある」
「思い込んだだけで……」
「そう。怪異ってーのはな、現象そのものなんだよ。前にも話したが、眼球こそが世界の全てだという説がある。世界は広いようでいて、実は目の届く範囲内でしかない。世界=視界。怪異は人間の眼球ーーー視界に存在する。怪異が見える人間の眼球には怪異が存在し、怪異が見えない人間の眼球には怪異が存在しない。視界に映し出された、怪しくて異なる現象ーーーそれこそが”怪異”」
「………」
「難しい話になっちまったな。今は分からなくてもいいよ。いずれ分かるかもしれないし、分からないままでも構わない。お前が気に病むようなことじゃないんだよ」
姉さんはもう一度俺の頭をよしよしと撫でてくれた。そしてにっこり笑って囁いた。
「ところで……お前にその話をした岩下って奴。あとで電話番号と奴の性癖教えろ。おねーさんがたっぷりお仕置きしてあげるから」
作者まめのすけ。
従姉妹が体験した話をアレンジしました。一部分事実です。とはいえ、ほんのちょこっとですが。
カレーの隠し味に入れるチョコくらいにちょこっとです。