リサイクルショップ〜シリーズ15 『蔵出し封印動画』〜

長編12
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リサイクルショップ〜シリーズ15 『蔵出し封印動画』〜

私の名前は「皐月 美緒」

リサイクルショップで働き始めて、二ヶ月…

住み込みでここに来たのだけれど、二階の部屋で、怖い事があったので店長に事情を話し、今は店長のウチの客間に布団を敷き、寝泊まりしている。

前までお風呂は、銭湯に通っていたのだけれど、店長に、あそこの銭湯は高いから、ウチのを使いなさい…と言われ、有難く頂戴している。

私には四歳年下の弟がいる。

家族は彼一人、両親は、3年前に事故で亡くなっている…

父の残した遺産などは無く、代わりに借金が残った…

弟は大学生、二十歳をこえてるとはいえ学生…

借金は私一人で返している…

お金は少しでも切り詰めていきたい。

今は、このリサイクルショップと掛け持ちで居酒屋でもバイトをしているが、今月でそこを辞めようと思っている…

借金が今月で完済するからだ。

そのことを店長に話すと

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「え?なんで?あっちのがお給金もいいでしょ?ウチなんか…ロクな給料も払ってないのに…」

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だって…

でも、住み込みで幾らか貰えているだけでも有難いし、正直、千石さんとの生活が今はすごく楽しい。

でも、店長はそんなこと思ってもいないのか…

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「なんだが…最近、楽しそうだね…なんかあったの?好きな人でも出来た?」

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だって…

この鈍感オヤジ…

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昼少しすぎ、お客さんもいないので、食事にしよう…と、二人でエプロンを外し奥に入ろうとしていると…『カランコロン…』と、入口の鈴がなった…

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「いらっしゃい…あっ買取ですか…?少しお待ちを…」

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と、店長は、畳んでいる途中だったエプロンをスッと首にかけ後ろで縛るとお客さんの元に行った。

私も…と思い、店頭に出ようとすると

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「美緒ちゃんはいいよ…先に食事を済ませて…」

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と、笑顔で言われた。

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昨日のカレーの残り(私が作ったのだけど、多く作りすぎちゃった。)

をほうばっていると、店長がエプロンを外し部屋に入って来た。

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「DVDだって…『恐怖…蔵出し封印動画vol.2』これ知ってる?」

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そのタイトルを聞いて、ある、嫌な記憶が蘇った。

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あれは、夏のことだった。

弟が一本のタイトル不明DVDを手に、私がその頃暮らしていたマンション(賃貸だけど)に訪ねてきた。

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「姉ちゃん、映画観よ…」

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と、弟はそのタイトルの分からないDVDをプレーヤーにセットし、リモコンの再生ボタンを押した。臨場感も…と、明かりまで消す…

以前から映画は好きだったので、楽しみに画面を見ていると…

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『恐怖…蔵出し封印動画vol.2』

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と、タイトルが出る…

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「やだこれ!映画じゃなくて、一般者からの投稿画像を集めたホラーじゃない!」

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と、弟の肩をぐいっと押した。

すると、あははっと滅多に見せない笑顔でこちらを向き

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「これ凄いんだよ…俺の友達に中井ってのいるの知ってるでしょ?あいつの親戚が、この映画の制作スタッフなんだよ…

まだ、TSUTAYAでも、ゲオでも置いてないまさに蔵出し封印動画…

スタッフ内でも、これはヤバイから出すのを躊躇ってるってほどのものなんだよ…」

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冗談じゃない…

そんなものを私に見せようっての?

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「あんた一人で観ればいいでしょ!私、観ないからね!」

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と、ソファから立ち上がると、弟はこれまた普段見せない甘えた顔で

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「一人でなんか観れっこないだろぅ…他の友達は、皆嫌がって観てくれないし…頼むよぅ…」

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と、私のスカートの裾を掴んできた。

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「ちょっとやめてよ!パンツ見えるでしょ!」

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「姉ちゃんのパンツなんて見ても面白くないよ…それよりもこっち観ようよぅ!?」

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唯一の家族、可愛い弟の頼みなので、仕方なくソファに腰を下ろした。

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「ところで、どうして中村さん?違くて中井さんは、あんたにこんなものを貸してきたの?」

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「うん、実はさ…これを一般の人に観てもらって、感想を貰いたい…つまり、前評判が欲しいんだって…その評価が良ければ、店頭に出せるってわけ。

パッケージも決まるしね。それに、バイト料も貰えるんだよ?いい仕事でしょ?姉ちゃんにも何割が払うから…ね?」

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それならそうと先に言えばいいのに…そういう事なら私も協力する。

幾らかでも、借金返済に当てられるからだ。

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怖かった…

途中途中、湿ったような声のナレーションが入る

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『お分かりいただけただろうか…』

とか

『お分かりいただけたと思う。』

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これがさらに、背筋を凍らせる…

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「怖かったね…」

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と、弟を見る。

どうしたのか、真っ青な顔をして…微動だにせず、画面を見ている。

おもむろにスマートフォンを取り出すと、何処かへ電話した…

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「あっ…中井?…うん、観た…これさ…やっぱ出さない方がいいと思うよ…親戚の兄さんはなんて言ってるの?」

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何故か、辺りの音が全くしなくなっている…

普段、隣の生活音などが、微かだが聞こえるのに…

そのせいか、中井なる弟の友人の声が、聞こえる…

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『あぁ…やっぱり?実はさ…そのDVDを制作した制作スタッフの中でも、何人か入院したり、行方不明になってる人が居るらしいんだよ…親戚も、大した事はなかったみたいだけど、怪我したって…』

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それを聞いた弟の声が、一段低くなった…

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「何でそれを先に言わねえんだてめえは…マジふざけんな…そういう所を美波は、嫌だっつってたんだろうが…」

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美波くん?

『美波 くん』というのは、弟の友達で、私もよく遊びに行ったりして、仲良くしてる子。

人気者で、皆から好かれている…

多分女の子にもモテモテだと思う…イケメンだし

何があったのか知らないけど…

そんな事より、何故これほどまで、弟が…

怒ることのあまりない弟がキレているのだろうか?

中井さんも、よほど驚いたのか、声が小さくなる…

私の位置からは、微かに聞こえる位の声で…ゴメン…と言っている。

その後も何やら話している。

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『でも、………っ…』

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聞き取れない。

弟は電話の向こうの発言に、何やら驚いている…

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「は?おかしくなったのは女の人だけ?マジかよ…いや、俺一人で観たわけじゃないんだよ…」

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『………ま…』

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「姉ちゃんと観た…」

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『…………てるの?…』

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「いや、いいよもう…うん、分かった…兎に角、三ノ宮先生んとこ行く…うん…じゃ、またね。」

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と、電話を切ると、先程までの怖い顔が打って変わって今にも泣きそうな顔になり

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「姉ちゃん…ゴメン…」

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と、頭を下げた。

事情が飲み込めず、はっ?と、首を傾げると

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「兎に角、今はこの部屋を出よ…それから、この部屋は近いうち引き払っちゃって…

で、暫くは俺のウチに住みなよ…

必要なものは、俺がこのウチに取りに来るから…姉ちゃんはもう二度とココへは来ないで…」

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全くわけが分からない…

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「ちょっと待って!事情を話しなさい…なんなの?」

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「ゴメン、事情は三ノ宮神社で話すから…早く!もうそこまで来てる!」

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何?

何が来てるの?

わけも分からず、言われるがまま、弟の手に引かれマンションを出た。

三ノ宮神社というのは、この町の外れにある、小さい神社…

タバコ屋の角を曲がって直ぐの場所にある…

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「ちょっと…そんなに急がないでよ…ヒールなんだから…」

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「なんでそんなの履いてきたのさ…」

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「そんなこと言ったって…慌ててたし…いつもこれだから、癖で…

あっ…ねえ、こんなトコにリサイクルショップなんてあったっけ?」

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「そんなのどうでもいいから、早く!ついて来てるから!」

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また変なことを言ってる…

ついてきてる?何が?

と、後ろを振り返ろうとすると…

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「振り返っちゃダメ!!!」

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と、大声で言われた。

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鳥居をくぐり、十五段ほどの階段を上ると神社の境内が見えた。

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「ここまで来れば、今のところ大丈夫だと思う…ちょっとまってて…」

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弟が境内の横にある、小さいお家に入っていく…

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「こんにちは!…三ノ宮先生ぇ⁉︎…皐月です!」

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そう叫ぶと、中から頭の禿げた宮司さんと思しき人が出てきた。

二人で何やら、話している…

どうしたんだろう?

と、暇を持て余すように、空に浮かぶ雲を眺める…

入道雲がもくもくと、少しずつ形を変えながら、大きくなっていくのが見えた。

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「ねえ…姉ちゃん?姉ちゃん!?」

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はっ!?と弟を見る…

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「この三ノ宮先生に任せとけば、もう大丈夫だから…」

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ちょっと待って…私はまだなんのことだがサッパリなんですけど…

半信半疑でコクリと頷くと、宮司の三ノ宮さんが、説明を始めた…

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「いいかよ…姉ちゃん…

なんだか、面倒なものを見ちまったようだな…

観たっていうDVDな…まぁ、映像自体は何て事は無えんだけど…その中に出てくる歌がマズイんだよ…」

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言ってることがまだ分からない…

その事を察したのか、続けた…

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「分からねぇのは無理ねえよな…

説明すると、この日本には、呼び歌っつってな…何とも、世からぬものを呼ぶ歌が幾つかあるんだ…

そのDVDには、その歌が入っていたんだ…聞かなかったか?」

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確かに…

『蔵出し封印動画』に収録されている、五つの投稿の中で、三つ目の投稿…

少し古い時代に撮られたような、すれ気味の映像の中で、

聞いたことがあるような…

無いような…

少し不思議な唄を女の子が歌っていた…

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『オグジンサン…オグジンサン…ヌルクテナガイ、ヨルノトバリニ…ハラコヲタベニヨットイデ…オグジンサン…オグジンサン…ワカクテウマイ、ネムレルミコノ…ハラコヲタベニヨットイデ…』

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何を言っているのかは分からなかった…でも少し気持ちが悪かった…

すると、弟が口を開く。

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「その歌の、ハラコってのは女性の子宮の事…

『オグジンさん、はらこを食べに寄っといで…』つまり、そのオグジンサンって呪い神に子宮を食べに来てって事を言ってるんだ…」

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背筋がゾワゾワっとした…

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「それって…どうすれば…」

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私がすがるように三ノ宮さんを見ると…

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「うん、何とかするよ…兎に角、今夜は寝れねえと思うけど、覚悟はいいか?」

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覚悟?

急な事で覚悟なんて…

でも、覚悟しなきゃならないのだ…

決心して、顎が胸に当たるくらいまでコクリと頷いた…

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密閉空間が必要とのことで、探した結果…

三ノ宮さんの愛車、『ジムニー』に決まった…

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「この中でどうしていれば?」

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車に乗り込み、聞くと

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「何もしなくていいよ…兎に角ジッとして、外に来た者と目を合わせないようにして居れば…助かる。

まぁ…一番シンプルなやり方だが、これが一番楽に祓えるんだ…祓うっつうか…諦めさせるって言い方のが適切かな…」

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と、注連縄(しめなわ)のようなものを車に巻きつけながら、三ノ宮さんが答えた。

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「いいか?絶対に目を合わせるなよ…合わせたら全てが水の泡…お前さんのハラコ…持ってかれちまうぞ?」

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怖かった…

怖くて漏らしそうだった…すると

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「小便は…もししたくなったら、このバケツにしな…こんな可愛い娘には酷かもしんねえけど…我慢してくれ」

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と、言い…青いプラスチックのバケツを手渡す…

嫌だったけど仕方が無い…

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「あの…あんまり飛ばすなよ…いくら可愛い女の子の小便ってもさ…その…」

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「先に、一回トイレ行ってもいいですか?」

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「なに⁉︎…また締め直さなきゃいけなく…ちっ…まあいい。行ってこい…」

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トイレで、ぼうっと生理じゃなくて本当によかった…と、胸を撫で下ろしたのを覚えている。

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「姉ちゃん…がんばってね…俺…何もできなくてごめん…」.

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「本当そうだよ…せめて一緒に乗ってくれればいいのに…」

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そう言うと、三ノ宮さんが首を振りながら

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「それは駄目だ…男が一緒にいると、呪い神のやつ、怒り狂ッちまって、余計危ねぇ…

いくら、姉弟でもな…

一人で何とか凌いでくれ…」

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と、言われた。

もう…泣きそうなんですけど…

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サイドウィンドーを閉め、その時を待つ。

二人が離れて行くのを、涙目で見送った…懐中電灯の灯りが離れていく…心細くて心底、恐怖した。

神社ってのはこんなにも夜は暗いのか…?と思うほど真っ暗で、かなり怖かった…

灯りは、遠くの方にある街灯だけ…

その日はこともあろうことか、月も出ていなかった…

風の音が、人の声に聞こえる…

気持ち悪くて吐きそう…

目をつぶる…

でも、眠れなかった…

説明で、寝てはダメと言われていた。

唄でも、

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『若くて美味い、眠れる巫女…』

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と言っている…

目を合わせてはダメだと言われたが、眠ってもいけないのだ…

でも、こんな状況で、眠れるわけがない。

木が軋む音…風がよほど強く吹いているようだ…

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どれぐらい経ったのだろう…

窓の外は見れない…

もし、奴が来ていて外を見た途端、目が合ったりしたもんなら、目も当てられない…

暑い夏のはずなのに、寒い気がする…

ガタガタと震える…

渡された毛布を身体いっぱいに被っているのに震えが止まらない。

なぜか目が冴えて、太ももに浮いたさぶイボがくっきり見えた…

その時…

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『コンコン…コンコン…』

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と、窓を叩く音がした。

固まった…

さっきまでの震えすら止まってしまう…

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「姉さん…姉さん…」

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え?未来(弟)?

いやっ!違う…

説明ではこんなことも言っていた…

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『多分、俺か未来のふりをしてくるかもしれねぇが…兎に角、無視しろ…振り向いたら終わりだぞ』

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そんなことがあるのか…?

と思ったが、やはり未来のふりをして私を振り向かせようとしてきたのだ…

怖くて、目をつむる…

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『コンコン…』

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「姉さん…もう終わったよ…」

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うるさい!

未来は姉さんなんて呼ばないもん!

姉ちゃんって呼ぶもん!

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無視を続ける…

その間、ずっとそれを繰り返す…

途端にそれが止む…

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目を開ける…

人間の視界というものはこれほど、広いのか?

というほど、窓の外が見える…

何かがウロウロとしている…

白い服がヒラヒラと行ったり来たり、暗いのに何故か見える…

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突然…

『バン!!!』

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と窓に手をつく…

ビクッと体を震わせると…

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「えははは…えひゃはは…」

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と子供のような声で笑う…

今度はそれを何度も繰り返す。

そして、途端に止む…

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夜ってこんなに長いの?

もう、流石に眠気がさしてきた…

寝てはいけないことは分かってる…

でも、コックリコックリしてきた…

ブルブルっと首を振る…

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「いけない、いけない…寝たら終わりだもん…」

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顔を二、三度叩く…

風が止んだのか、ほぼ無音になる…

ヤバイ…

音がないって怖い…

ヤダヤダヤダヤダヤダヤダ…

目元に湿り気を感じる…

私、また泣いてる…

もう、諦めて未来のところに走って行こうかな…でも死んじゃったら、未来…泣くかな…?

どんどん悪い方に考えが及び始める…

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周りが何と無く、白けてきた頃…

眠気との戦いに、もう限界を感じていた…

まだ居るのかな…もういいよ勘弁して…

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『コンコン…』

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居る…

大きくため息をつく…

すると

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「姉ちゃん!終わったよ!良かった…生きてる…」

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あれ?本物?

薄っすら目を開け、窓の方をチラ見する…

青いTシャツにブルージーンズ…泣いているのか震えている…

未来が着ていた物と同じものを着ている…

でも、騙されないよ…また私を騙そうと姿を変えてるんだ…

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「おーい…終わったぞ…出てもいいよ…今、注連縄(しめなわ)もほどいたから…」

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あれ?

三ノ宮さんの声…?

二人で喋っている…

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「出ておいでよ…」

「終わりだぞ!おい?」

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窓の外を見た…

二人が笑顔で、屈んて車の中を覗き込んでいる…

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「終わった……の?」

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と問いかけると、二人して大きく頷いた…

その瞬間、涙やら鼻水やら顔中ぐしゃぐしゃになった…

その時、朝日が町のビルの隙間から、キラキラと輝きだしていた

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そんな、恐怖体験をした、元凶が今また目の前にある…

店長が信じられないことを口にした…

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「この、『蔵出し封印動画』って、前にも、うちで買い取ったことがあるんだよ…

前のは確か…第五段だったと思ったな…

面白いんだよ…怖くて。

商品の確認の為にも観とかなきゃいけないし…一緒に観るか?」

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冗談じゃない!

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「嫌です!絶ッッ対、嫌です!」

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「なんで?まだ昼間だし怖さも半減するよ…?」

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「嫌ぃぃやっ!!!一人で観て下さい!!」

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………………

カレーを全て口にほう張り、食器を流しに戻すと、急いで店に戻った…

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そういえば、食事のために居間に入る直前、チラッとあのDVDを持ってきたお客さんを見たけど…

あの人の服装…白いワンピースのような服をヒラヒラ靡(なび)かせて居たような…

それに

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「えはは…えひゃはは…」

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と笑っていたような…

Concrete
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怖いぃ( TДT)

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reusuexさん、お褒めいただき嬉しく思います。

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ラストやばい; 

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