去年僕が体験した話です。
僕が高校3年生の時、僕の愛犬ココ(犬種:ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリア)が他界しました。
12年と3カ月ほどの命でした。
ココの異変に気がついたとき、
ココは屋上にある水道管(冷たいので)に頭を突っ込んでうなだれていました。
すぐにかかりつけの獣医師見せたところ、
「手の施しようがない。今日が山だと思ってくれ。」と言われ、泣く泣く帰宅し、ずっと看病していました。
が、9月1日午前4時すぎに、ココは家族全員に見守られ、その命を全うしました。
それから2年が過ぎ、去年の9月1日のことです。
夜中に目を覚ますと部屋中に、ココの臭いが充満していたのです。
12年も一緒にいた犬の匂いです。
ココの匂いだと確信しました。
「帰ってきたんだ…。」
そう思った矢先、、部屋の扉の前で
「クゥーン。クゥーン。クゥーン。」
という声がしました。やはりココです。
扉を開けてほしそうに、前足の爪で
「カリカリカリカリ」
と扉をひっかきます。
僕は恐怖は感じなかったものの、扉を開けることが出来なかったのです。
その日は、あの事を思い出し、枕を濡らしました。
このことは家族は誰も気づきませんでした。
朝になってから、屋上でココに線香をたむけました。
同日、親父が遠くまで買い物に出かけていた時。
買い物を済ませて車に乗り込むと、ココの匂いが充満していたそうです。
命日に、家族に会いにきたのでしょうか。
もうすぐその日がやってきます。
今年も来てくれるのでしょうか。
今でもどこかで見守ってくれているような気がします。
ドッグフードでも買って、当日は追悼しようと思います。
作者カイ
これを書きながら泣いてしまいました。笑
みなさんこれを読んでペットも立派な家族だとゆうことを再理解してもらえたらなぁと思います。
最近感動するようなものですいません。汗