霊感って本当に分からない。 自分が感じた異変と出会った数多くの体験は自分自身の精神の病と思い込んだ時もあり、今だ否定をしきれてはいない。
そんな気持ちに一番近い表現だったの 「壊れたラジオのようなもの」と言う言葉だった。だってその異変の出現率は雨の朝方か夕方であって、よく聞く丑三つ時には、全くなかった。どうやら自分の壊れたラジオはその条件下でチューニングが会うらしい。あえて会うと言わせて下さい。
ある日、上司と車中の出来事です。地方の仕事を終えた帰り道、見通しのきく小さい カーブが続く下り坂にさしかかりました。 すると突然、白いランニングに短パン、帽子をかぶった男の子が数台前の車の前を右から左へと道路を横切りました。
「危ない」と思わず口にした時、ハンドルを握っていた上司は「何がだよ」と少し怒った様子で、一瞥。
「だって今、あのボックスカーの前に男の子が飛び出して道を横切ったじゃないですか」
「お前、何、言ってんの」
「そこの右手から左へ走って行ったじゃないですか」
「何処だよ」
車は先ほどの男の子が走り抜けて行った所へに近づいていた。
「ここですよ」と指さした先は墓地でした。
時期はお盆の前で小雨が降る午後の4時頃です。勿論、暗くはありません。道は木々が茂り、標識のたぐいもなく、何の情報も無いのに指さした場所が墓地だった。上司は顔色を変え、つぶやくように言いました。
「お前、気持ち悪ぃ」
作者神判 時
実体験です。怖くは無い話です。本人としては
帰路か往路を急ぐ子供の心が微笑ましく思う出来事した。