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崩れた空き家と危険な遊び Part5 〜夢の地下室の牢獄〜

中編3
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崩れた空き家と危険な遊び Part5 〜夢の地下室の牢獄〜

前回のあらすじ

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僕たちの過去の話を振り返った。

家に帰った。

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家に帰り母に女の話をした。

だけど、母はあまり気にしていないようだった。

多分、僕なら大丈夫だろうと思ったのだろう。

正直もの凄く怖いのだけども…。

夕食を食べていると、母が宮川君のことについて聞いてきた。

母「あんた今うずき君と仲直りちゃんとできてるの?まぁ、うざいって言う理由だけでボコボコにしたらそうそう仲直りはできないだろうけどね。」

心が痛い。

僕たちは宮川君をいじめていたのだ。

今思えば最低な人間だと思う。

僕「やめてよその言い方。今は本気で反省してるんだから。」

母「反省ねぇ〜。本当にぃ〜?」

僕「そのうざい言い方もやめて。本当にしてるから。」

そんな会話をしながらご飯を食べ、風呂に入りテレビを見ていた。

気がつくとすでに11時を回っていた。

僕「やべっ、寝なきゃ…。」

僕は部屋に戻り布団に入り眠りについた。

そして変な夢を見た。

あの防空壕の時と似てる。

僕はある一軒家の前に立っていた。

何処と無くあの廃墟に似ている。

すると、山路の方から女性が歩いて来るのが見えた。

ここはどこですか?と聞こうと声をかけても僕のことが見えていないかのように無視する。

いや、見えていないのだ。

僕はその女について行くことにした。

中に入ってわかったんだけど、やっぱりあの廃墟だった。

中が似てるだけだろ?って思う人もいるかもしれないが、根拠があった。

畳の部屋の奥。

畳をめくるとそこには地下へつながるハシゴがあったのだ。

女はその階段を降りて行き、奥にあった牢獄の鍵を開け始めた。

その中には…。

小学校2年生ぐらいの女の子と小学4年生ぐらいの男の子の子供の二人がそこにいた。

そして女がその子供に話しかける。

女「ユキ…ゆうすけ…。」(名前)

この子供二人の母親なのであろう。

ゆうすけ君「うぅ…。」

ゆきちゃん「ま、まま…」

少し怯えているらしい。

母親が鍵を開けて中へ入ろうとすると奥の方へ逃げて行く。

その後を追いかける母親らしき女性。

そして、手をギュッと握りしめ降りあげ、男の子を殴り始める。

虐待だ。

僕は母親を止めようとしたが何故か体が動かない。

それでも助けようと叫んだが全く聞こえていないようだ。

そして男の子を殴り終えた後、母親は地上へ戻って行った。

もちろん子供達は牢獄に取り残されていた。

ゆきちゃん「お兄ちゃん、大丈夫?」半泣き

ゆうすけ君「大丈夫だよ…ちょっと殴られたとこが痛いけど、お前に怪我がないならそれで良い。」

なんと言う兄弟愛。

僕はその場で少し泣いてしまった。

そして、また階段の扉が開くと、母親がご飯を持って入って来た。

そして無言のまま牢獄を開け、地面に置いてまた地上に戻って行った。

その兄弟は、ご飯を食べながら、一体この生活はいつまで続くのだろう、とか、逃げ出す方法を考えていた。

そして、そこで目が覚めた。

僕「なんだったんだろう…今の夢…」

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続く。

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えんぴつさんには霊視の才能が有るのかも知れませんね。
子供たち二人がどうなったのか…この後何があったのか、
悪い予感しかしませんが、続きを楽しみにさせて頂きます。

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毎回楽しく読ませてもらってます、続き楽しみにしてます。

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