これは、自分が寮で体験した、ヘンな事。
nextpage
ある夜、部屋でのんびりしていたら
nextpage
コンコン
nextpage
という音が。誰かと思い、開けてみると
nextpage
誰もいない。
まぁ、コンコンダッシュだろ。そう思い、放置していた。
nextpage
コンコン
nextpage
しばらくすると、またノックが。はい、と返事をするものの、またもや何もなし。
nextpage
コンコン
nextpage
寝ようとした瞬間、またノックが。良い加減腹が立ち、ドアを開けてみるも、また人がいない。
nextpage
おかしい。何かがおかしい。ここで、俺はノックをもう一度待つことにした。
nextpage
コンコン
nextpage
その瞬間、思いっきりドアを開ける。また、誰もいない。流石に薄気味悪い。その後は寝てしまった。
nextpage
数日後、タクシーにのる機会があった。運転手とは話が弾み、自分が学校の寮に住んでいることを明かした。
nextpage
「じゃあ、もう、見たんじゃない?」
nextpage
運ちゃんが聞いてくる。何のことか、と聞き返すと、あの寮は「出る」と言った。
nextpage
「いやー、色々あるらしいよ。金縛り、白い影、エレベーターの鏡、ああ、あと・・・」
nextpage
「部屋ドアをノックするらしいよ。」
作者Kosaku.tt
マジで起こったことです。