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短編2
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プライドブレイク

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死神「其処の君、見えてるんだろ。手伝ってくれ。」

俺「なんで死神の仕事を手伝わなけりゃならない。」

死神「報酬は出す。」

俺「いくら?」

死神「20万円」

俺「乗った。で、何をすればいい?」

死神「アイツを説得してくれ。」

俺「分かった。おい其処の。」

亡霊1「なんだ。」

俺「今すぐに成仏しろ。い・ま・す・ぐ・に!」

亡霊1「やだ。好きなシリーズまだ完結してないもん。」

俺「死んでっから読めねえだろ。

てかその本、作者夜逃げしてなかった。」

亡霊1「マジ?」

俺「マジ。ほら此を見てみ。」

俺はスマホで作者をググって見せた。

亡霊1「嘘だー!エーンヒッグヒッグ」

俺「泣くな。本当の事だから。死神、此で良いか?」

死神「だ、大丈夫です。」

俺「はい、20万くれ。」

死神「あと一つ。」

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俺「分かった。おい其処の。」

亡霊2「なーに?」

俺「成仏しろ。」

亡霊2「やだ。ブログ更新してないもん。」

俺「死んでんのにどうやって更新すんだ?

あとお前のブログどこ?」

亡霊2「あー此処」

俺はスマホでソイツのブログを見てみた。

俺「あー、なんと言うか御愁傷様です。死んでっけど。」

亡霊2「なに?」

俺「めっちゃ、荒れてる。」

亡霊2「マジ?」

俺「マジ。」

亡霊2「よし、死のう。」

俺「死んでんだろ。其処に死神居るから

冥界にでも連れてって貰え」

死神「あ。は、ハイッ!」

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俺「もういいだろ。早く20万」

死神「カードで良いですか?」

俺「現金で」

死神「ハイ···有難う御座いました。」

俺「帰って良い?眠いんだ。」

死神「良いですよ」ニヤッ

~次の日~

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俺の家の前に何故か

亡霊達の大行列が出来てたのは、言うまでも無い。

           ~END~

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aoiさん、怖い&コメントありがとうございます。
こんな仕事で20万ですよ。楽じゃないですか!!

>私もPCのデータは見られたら不味いですね。

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死神・・・20万円でどれだけ仕事を手伝わせるつもりか
アンタ結構ブラックな人?労基に訴えてやる!・・・ってとこっすかね(--;

>始末するまで死ねない
色々ありますよ。親兄弟が見つけると嘆き悲しむ世間体が悪いものが・・・
がしかし、どう始末して良いのか、バラシてどう分別したら・・・

まぁ・・・全て800℃以上で焼いてもらったらダイオキシンは出ないはずですが(--;

あとパソの中のデーターもかなり難儀ですね・・・

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ご返信、ありがとうございます。スルーしてもいいんでしょうか?あんなにハッキリと見えたのは初めてだったんです。悩みます。

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はなさん、怖いありがとうございます。

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神判時さん、怖い&コメントありがとうございます。
いえいえ、此方こそ。

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Noinさん早速の“怖い”&コメントをありがとうございます。明日の糧になりますぅ。

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ちゃあちゃんさん、怖い&コメントありがとうございます。
やっぱり怖くないですよね!!
猫さんですか~。いいですね(^ω^)

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面白かった!怖くないけど。ちなみに、私は猫たちが寿命終わるまでは、死ねないです。

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Diablo616さん、怖い&コメントありがとうございます。
シュールですね~(手抜きって意味での)
我ながらそう思います。
亡霊だって無茶はしないと思って書いてたら、見事に潔くなりました。

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中々シュールな短編ですが独特な雰囲気ですぐ惹きつけられました。亡霊が潔いのが面白いです(笑)

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