wallpaper:263
前作、プライドブレイクを読んでから読んで下さい。
まあ、読まなくても良いですが。
nextpage
~~~~~~~~
私は社長だ。名前はある。
『井上一二三』だ。
最近、私の部下の一人、『哭霜竜崎』が
何時も何かと会話している。
竜崎「だから、犬は見えんだよ。」
竜崎「そう。普通に接していれば良い。」
こんな感じだ。
竜崎「社長。終わりました。」
井上「ああ。有難う。
ところで竜崎君、何時も何と会話してるんだ?」
竜崎「社長には、関係ありません。」
井上「そ、そうか。」
気になる。無性に気になる。
私は竜崎君が何と会話してるのか、調べる事にした。
一、ストーキング。
二、探偵への依頼。
三、尋問。
そして、分かった。
彼は、霊の相談相手になっていた。
それを知った日から私の人生が狂い始めた。
朝起きると、変なサラリーマンが部屋に居たり、
部下に挨拶すると、凄い勢いで逃げてったり。
私は竜崎君に聞いた。
井上「竜崎君、私はなにかやってはいけない事をしたか?」
竜崎「社長、行ったじゃないですか。関係無いって。」ニヤッ
井上「君は何か知ってるんだろう!」
竜崎「好奇心猫を殺すですよ、社長さん。」
その時、私は察した。
竜崎「あ~あ、仕事が増えた。面倒臭いな。」
~END~
作者退会会員
ブレイクシリーズ二作目。
今作は「好奇心猫を殺す」をイメージして書いてみました。
猫さんを殺したら駄目ですよ。