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中編3
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作り話

いいか?よく聞いてくれよ?

最初に言っておくが、これは俺が高校生が妄想した作り話だ。

それでも読んでくれる奴は読んでくれ。

俺の学校には斎藤という怖い話好きな男がいたんだ。

話すのも好き、聞くのも好きで、よく俺も話したり聞いたりしていた。

ある日、斎藤の話を聞いた男が家に帰らず行方不明になったらしい。

斎藤の話は、

「ある1人の少女が神社に行って、迷子になっていたらしい。ついさっきまでは母親と姉と3人で居たはずなのにいきなり1人になってしまったんだ。何故、少女は母親と姉と3人で居たはずなのにいきなり1人になったと思う?それはな、神社には噂があったんだ。その噂は、神社にいる神様が大勢の中にいる1人だけを連れ去ってしまうという物だった。そう、その1人は3人の中にいた少女だったんだ。少女は母親と姉を探してさまよっているらしい。神社からはおかしなことに出れないらしい。透明なガラスみたいなもので結界を張られているらしい。

少女は母親と姉を永遠に待っている。そして、、、ここに来てくれる人もまっている。ずっと、、、ずっと、、、死んでもな」

という話だった。

少女が神社の神様に別の世界に連れ去られてしまったというものだった。

それに興味を持ったクラスの男は友人を連れて神社に行ったんだろう。

俺は放課後クラスの男の友人に話を聞いた。

「なあなあAってどこに行ったんだ?やっぱり神社の神様に連れ去られたのか?」

「は?なに言ってるんだよ」

「お前ら、、、Aと一緒に神社に行ったんじゃないのか?」

「行ってないよ。」

、、、、じゃあ、、、Aはどうして行方不明になったんだ?こいつらでもなくクラスの奴らでもない。だったら、、、Aはどこに消えたんだ?

俺は今日、友人と一緒に神社に行った。

「俺が連れ去られたらお前を一生呪うからな」

「お前が連れ去られるように願っとくわ」

人数は俺を含めて3人。

神社で俺らは神様に連れ去られるまで遊びまくった。

、、、日が沈んだ頃、誰も連れ去られないから俺らは帰ろうとした。

この日はなにもなかったんだな、、、。

そう思ってがっくりしていたのに、、。

shake

「うわっ!」

「なんだよ!」

「あれ、、、Aじゃないか?」

「A、、、?ほんとだAじゃん。」

Aは汚れた服と顔で俺らの前に現れた。

「A、、、?」

おかしい。AなのにAじゃない気がするんだ。なんかこう、、、近寄ったらいけないみたいなオーラ。

「なあ、もう帰ろうぜ?」

「A。俺ら、今から帰るからお前も早く帰れよ?」

「親に心配させんなよー」

皆、気づいているんだろう。これはAの姿をしたなにかなんだと。

走って俺らはその場を離れた。

商店街を走っている時に違和感を感じた。

誰もいない。

そう。1人や2人いてもいいはずなのに

いないんだよ。

居るのは俺ら3人だけだった。

「なあ、、そういえばここって神社のかなじゃないか?」

「なに言ってんだよ!ここは商店街だろ?」

「おかしい事いうなよ」

そう、ここは商店街なはずだ。

ここは商店街、、、。

商店街、、、?

俺らはいつ商店街に来た?

よく周りを見渡したらここは神社の、、、、、、井戸の中じゃないか、、。

「A!?」

俺らの中にAが紛れ込んでいた。

俺は涙目だった。

「ねえ、、、もう気づいてるんだろ?」

、、、やっぱりそうなのか、、。

「君たちは全員神様に連れ去られたんだよ」

、、、、。

俺は泣き叫んだ。

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