その人は
子供ではないかもしれない…
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“お姉さん”よりかは、会話頻度も少ない
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「みいちゃ~ん♪」
息子から突然、猫なで声でそう呼ばれた。
みいちゃんって誰?と聞くと
「母ちゃんの名前だよ(^ ^)」と…もちろん違う。
母ちゃんの名前は違う名前だよ(^ ^)と教えると
「母ちゃんが僕の妹だった時の名前だよ」
「みいちゃんって、名前だったんだって♪」
と答えた。
(・・・だって♪)に嫌な予感がしつつも
「そっか~、妹の時はそう呼ばれてたんだねぇ」と話を合わせておいた。
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とりあえず、聞いてみる…
誰に教えてもらったの?と
「僕のお兄さん!」
(お兄さんもいるのか!!)と内心ツッコミつつ「お兄さんもいるんだ~、お兄さんもいつも一緒に遊んでるの?」と返すと意外な答えが返ってきた
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「たまにだよ。お話はするけど…怖い顔してるし」
その顔に嬉しそうな表情は無かった。一人の時もあるし、お姉さんとお話してたりするといたりする…との事。
特徴を聞いてみると
「頭がツルツルで~、お祭りみたいなんだけど…」ここで終わったけれど、私はその外見に聞き覚えがあった。
同一人物なら先がないのも頷ける。
証明写真のように胸から上しかないから…
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高校生の時、実家の神社を継ぐため巫女修行中の友達がいた。強い人の近くにいたせいで、まぁ何かと色々起きた時期でした。
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ある時、背中に人がいると告げられた。
頭髪が薄い、着物を着たおじさん?おじいさん?らしき人物。胸から上しかないんだけど…と。
その当時は、赤かった。
何か怒らせるような事はなかったかと、散々聞かれたなぁ~(^_^;)
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あえて、照らし合わせはしなかった。
だって…
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同じ人なら、高校の時からずっと背中にいることになるんだから…
作者トド
お読み頂きありがとうございました!
これは、悩みました。
気のせい・見間違いのポリシーを崩して挑まないといけなかったので
Σ(ノд