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俺は何処にでもいるような普通の高校生。
ただ他の奴と比べて一つだけ特別なことができる。
それは「夢のコントロール」
寝たときに、自分が夢の中にいることが気づくことができる。
そしてその夢の中で自由に動き回れる。
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誰にも信じられないだろうが、現に俺はできている。
ただ難点、問題があるとすれば味覚と嗅覚が無いのだ。
まあでも美味いものなら現実で食える。
臭いがわからないからといって特に困った点もない。
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今日は休日。だがそれも終わろうとしている。
今日は寝よう。そして布団をかけ眠りにつく
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ん…どうやら夢の中のようだ。
お!コンビニがある。
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良し!夢の中なんだから思い切って万引きしてみよう!
俺は万引きを試みた。そして成功した。
だが店員が気づいたのか追ってきた。
でも思い出せ。ここは夢。俺は容赦なく店員をブン殴り逃走した。
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うーん、飽きたな。起きるとしよう。
頬をつねり、起きた。
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「んー!やっぱいいね!この日常じゃ味わえない犯罪!そしてスリル!」
俺は起きる時間も惜しみ、早く寝るようになった
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ん。夢についたか。
ここは病院か。良し!何をしようかな?
患者に迷惑をかけるとか、ナースを脅したり、
病院でも意外とやる事があるな!
俺は現実じゃこんな大それた事できやしない。
だからこそ夢の中で実行する!
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医者の部屋に忍び込み、薬の棚を見つけた。
訳の分からない薬だらけだな。だがそこがいい!
俺は一番危なそうな薬を持ち出し、軽症の患者の部屋に行った。
重症の患者じゃすぐ死んで楽しめなさそうだしな。
患者は眠っている。「悪く思うな。これもストレス発散の為…」
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危険そうな薬を患者の口から無理やり飲ませ、
予想通りもがき苦しんだ。
「あぁあぁあああぁああ!!」
ガタン!
shake
患者の大声で医者、ナースが入ってきた。
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「数が多いなクソが。大人しく起きるか」
頬をつねった。
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「あの数じゃどうしようもなかったな。もう一度寝るか」
もう一度眠りにつこうとした時、母親が入ってきた。
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「何度寝るつもりだい!早よ起きな!」
おれは勿論反抗した。
「俺の勝手だろ!まだ日曜日じゃないか!」
口喧嘩になりイライラした。 母が去った後も文句言い続けた。
「あぁーイライラする!もう一度寝て夢の中でストレス発散しよう!」
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眠りについたようだ。ここは、俺の部屋?
こいつは珍しい。まさか自分の部屋の夢を見るとは。
待てよ?ということはここは俺の家で母親もいる訳か。
フフ…復讐してやるか…今まで恨みをぶつけてやる!
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ナイフを手に持ち台所にいる母の背中を刺した。
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血の臭いが充満する…………………
あれ?嗅覚は無いはずだ…なぜ血の臭いが分かった?
作者どどめいろ