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最初に言っておかなければなりません
この話はかなり読み難いです
会話もあるので長くなります
ご了承ください
ではどうぞ
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music:1
明日は休みだぁー
仕事を終えて帰宅し
汗を流して布団に倒れた
何をしようか
久しぶりの連休だ
そんなゆったりとしたサイコーの時間
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あ?
なんとなく嫌な気分になる
こういう時はいつもアイツだ
無視!
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無視!
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sound:32
sound:32
あーうるさい
仕方なく出る
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「おーH元気かぁー?」
やっぱりこいつだ
図々しくてやかましく
ズカズカと人の気持ちに立ち入ってくる
生臭坊主のYの声
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私「元気だよ」
Y「そうかー今は家か?」
私「さっき帰ってきたとこだよ」
Y「おーちょうど良かった!でよ?」
私「いや聞きたくない」
Y「まぁそういうなよ?なぁ?」
私「ごめん電波が悪いみたい」
Y「お前、家って言ったよな?」
私「チッ!で?なに?」
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関わりたくない
どうせ厄介ごとに巻き込まれる
そんな気持ちを考えずにYが話を進める
Y「お前さ?箱を探してただろ?」
私「はい?なんの?」
Y「持ち主見つかった
会って話すわ近くまで迎えに来てるから」
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箱?なに?ってか
近くまで来てる?
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仕方なく着替えて準備して
近くのコンビニまで行く
いた!
無駄なガタイに
スキンヘッド
はたから見たらカタギじゃねぇよ
やだなぁー
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あっ見つかった
Y「おーきたきた
まぁいいや車乗れよ?」
ハァーーーーー
自分の口から無意識に深いため息が出る
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車が走り出し
Yが話を切り出し始めた
Y「あのよー
前にお前が見つけたって言ってた気持ち悪い箱!
覚えてるよな?
○○宗教の△△事件があった一軒家に落ちてたやつ」
私「あぁー雰囲気が危ないからって
持って帰ろうとしたやつだっけ?
途中で置き引きにあって無くなったんだよな」
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Y「あれを今持ってるやつ見つけた
ってか来た」
私「ほー?そっかそれで?」
Y「今、家にいるから手伝って?」
私「やだ」
Y「頼むよー2人じゃ手に負えねぇんだわ」
私「2人?誰かいんの?」
Y「おう!Aがいるぞ」
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最悪だ
AとはYがその筋で知り合った
祓い屋の修行をしている人
どうもウマが合わない
Yとは対照的でクソ真面目の
冗談の通じないやつ
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私「帰る」
Y「Uターンはしねぇぞ?」
私「………中身は?」
Y「まだ見てない」
私「中を見れるなら行く」
Y「よし!」
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しばらく走り
Yの家に到着した
sound:19
アァァァァァァー
聞きたくない奇声が聞こえる
私「除霊始めてどれくらい?」
Y「約5時間」
私「この声は持ち主?」
Y「違う…箱だ」
うん?箱?
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箱のある部屋に行くと
注連縄が部屋の四隅にきっちりとしてある
Y「気を付けろよ?」
注連縄を潜ろうとすると
Yが真面目な口調で言ってきた
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あぁーやっぱり
潜った瞬間に空気が変わった
粘り毛のある
ジメジメしたような不快感が
全身を襲った
アァァァァァァーアァァァァァァー
アァァァァァァーアァァァァァァー
ずっと聞こえていた奇声が
倍以上の音量で聞こえる
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部屋の奥の神棚の手前に
お札が何十枚も貼ってあり
その隙間から赤黒い色の箱がそこにある
手前には
一心不乱にお経を唱えているAが座っている
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Yに合図をしてAを連れて
一旦部屋を出た
私「で?Aさん効果あった?」
A「ありませんでした」
Y「だろうな
ありゃ手強いからなぁ」
私「お札はちゃんと見た?
あのお札の何枚かは中身を封じてるんじゃなくて
外からのものを弾いてるんだよ?」
Y「どっかのバカが間違えてなんでも貼りまくったんだろうな」
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長いので一旦切ります
作者T-HIRO
すいません
この話を書いててあまりにも長いので
何話かに分けたいと思います