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生きる価値のない人間(実話)

短編1
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生きる価値のない人間(実話)

私は生まれつき耳が聞こえなく色々な事に苦労しました。

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しかも昔の社会は障害者に冷たく

周りもそして自分さえも障害者である私自身が悪いんだ

そんな風に考えていました。

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でも今は時代が変わり昔に比べ凄い生きやすい社会になり

なんと今は「聴覚障害者マーク」と言う物を付ければ車の運転だって出来てしまいます。

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私もそれをつけ車でよく買い物に行くのですが

耳が聞こえないと言うことでどうしても運転が慎重になり過ぎ

スピードが遅く又、急ブレーキをかけてしまう事が多々ありました。

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でも「聴覚障害者マーク」を付けてると

みなさんきちんと車間距離をとってくれて

進路を譲ってくれたり、交差点で先に通らせてくれたり

何かと紳士的な運転をしてくれます。

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そして意外と言うと失礼かもしれませんが

若いドライバーの方ほど進路をよく譲ってくれました。(笑)

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よく世間では「ゆとり世代」とか何とかってバカにしてるけど

私にしてみれば今の若者の方が何十倍、何百倍と優しく、親切で

そして人の気持ちをわかってくれるとても素敵な大人達だと思います。

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そして今日も進路を譲ってくれた青い車

一定の車間距離をとってず~っと後をつけてくる青い車

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私の家の前まで・・・・

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次の日の朝一階に降りると

wallpaper:1906

テレビ、冷蔵庫、クーラー等、家電製品一式が全て綺麗になくなってました。

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それから私は「聴覚障害者マーク」を付けるのをやめました。(涙)

Concrete
コメント怖い
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開始からなんとなく予感できてた

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