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定年近く迄生きていると、自分の周りで知ってる人や会話をした人の中で不幸な亡くなり方をされる方をお見受けすることが
多々あります。
自殺された方、焼死された方、病気で生き倒れになった方、私はこれらの亡くなられた人達に敬意を払いつつ、なにが問題だったんだろうと、素朴に思って彼等の失敗を反面教師にしょうと日々思っています。
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一番怖いのは、孤独、寂しさに身を置くことと思います。
亡くなった方の大半の人が独身又は、離婚した人で淋しさが深酒や不摂生な遊びから身体を壊すパターンです。
いつまでも、ひとりでいる事は良く無い事と、心にきざみたいと思います。
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二番目に怖いのは、亡くなった大半の人は、とてもいい人だったという事です。
飲みに行けば、好きなだけ飲み食いさせて貰え、気前よく時計などをぽんとくれたり、とにかく、自分よりも人を大事に考える人が多かったことです。
言い換えれば、あまり自分を大切にしなかった事が問題だったんだとも思います。
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そして本当に私が一番怖いと思っている事は、私が彼等の死ぬくらい淋しくて困って居るという、サインに対して、温かい対応が出来なかった事です。
彼等は、本当にいい人達でした。
私たち日本人は、私的な悩み事を抱える事に抱え過ぎる傾向にあると思います。
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貴方の近くに居ませんか?
おかしなサインを出している人
私は、反省を込めて、書いています。
なぜなら、ふと感じる時があるのです。
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物理的に今、そこに居たとかいうのでは無く、なんだか例え様の無い寂しさを感じた時に、頭を抱えて線路の上にしゃがみこみ震えている姿や、絶望の暗闇で階段で首を吊るロープを何処に掛けようか迷っている姿を時折鮮明に感じるのです。
寂しさを訴えるでもなく、ただ、ただ、
感じるのです。
彼等の分も私は強く生きなければならないのかもしれませんね。
作者パパ