やあロビンミッシェルだ。
突然だが、俺が生まれて初めて執筆した駄作中の駄作を紹介しよう。
注意、この話は不快な描写だらけです。
『老婆とオレ 』
こないださ、仕事終わって家に帰ったらさ、なぜか玄関の鍵が開いてたわけ。
おかしいなとは思ったけど、あんまり気にしないで買ってきたコンビニ袋を炬燵の上に置いて、いつものようにテレビをつけたんだ。
ブリ
気のせいか、どこからともなくそんな音が聞こえた。
ブリ、ブリ、
確かに聞こえる。
俺は神経をマックスに集中させてその下品な音源の発信地を探った。
ぷーーー!!!
「べ、便所か?」
急いでベッド下に護身用として隠してある木刀を探ったが見あたらない。仕方なく俺は買った覚えのないワインボトルを手に取り、そろりと便所の前に立つと中の気配を探った。
ぷっぷっぷーーー!!!
その不意打ちとも取れる爆音に、あろう事か俺とした事が床に尻もちをついてしまった。
「畜生!派手にやりやがって!」
なんか途轍もなく負けた気がして腹が立ってしまった俺は、勢いよく便所のドアを開け放った。
そこには満面の笑みで頬を赤らめる老婆が座っていた。
「………… 」
「………… 」
ぶりっ
「くうっさ!!」
なんかこう…
くさいとはまた違った痛みのような…鈍痛のような… まるで臭いをも超越してしまった神の領域だとでも言うべきか… くさい…
こ、これはあくまでも俺の想像だが、象の尻の穴に頭をねじ込んだらこんな匂いすんじゃねーかな?っていう感じというか。いや、うまい例えが見つからなくてすまない。
兎に角、この状況を整理しよう。
勝手に人ん家に上がり込んだ見知らぬ老婆が、人ん家の便所でク◯を垂れているんだぜ。普通はあり得ないよな。
一瞬おばけかな?とも思ったが、残念ながらこのリアルな悪臭がそうではない事を物語っているし、さて困った。
「けけ、けけけけけけけけ!!!」
こ、こいつ笑ってやがる。
後で思えば俺は多分、その時に直感で「殺される!」と思ったんだろう。
もちろん逃げだす事も考えたが、下半身裸の老婆がガバリと立ち上がった姿を見て、瞬時に俺の頭ん中で緊急司令が下ったんだ。
「殺られる前に殺っちまえ」とね。
そこから先はあんまり覚えていない。
気づいたら周りに警察官がいて、顔面血だらけの老婆に関節を決められていた。後から聞いた話では、老婆は昔ムエタイの選手だったみたい。
俺はといえば住居不法進入罪と、暴行罪の容疑で逮捕された。明らかに俺の方が重症なのにな。骨折れてるし。
まあ、話はこれでお終い。
俺から一つ言える事は、最近マンションにお引越しされた皆さんも充分にお気をつけ下さい。部屋に入る前は必ず部屋番号の確認を。
了
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酷いよな。
これを他サイトに出した時は「ロビン氏ね!」だの「お前の話はつまんないんだよ消えろ!」だの無茶苦茶言われたもんさ。
まあ、なんでも初めての時ってのは上手くいかないもんさ。そうだろ?
これを読んでる読み専の皆んなも「これだったら俺(私)にも書けるんじゃねーかな?」なんて思った事だろう。
ロビンは今ひとつ勇気の出ない皆さんを応援しています。頑張って下さい。
次回は、初めて俺が「野◯ソ」をした時の身の毛もよだつ体験談を披露させて頂こうかと考えております。
それでは今夜はこの辺で…ひひ…
作者ロビンⓂ︎
今日は暖かいですね…ひひ…