*これはろっこめさんの『コワバナ城からの脱出』を基にした話です
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これはとあるサイトのとある投稿から始まった
そのサイトとは、日夜怖い話やら都市伝説が投稿される怪談投稿サイトだ
そのサイトでミステリー企画の怪談が投稿された
その企画というのは実に簡単なもので、投稿されるミステリーの謎解きを読者が回答するというものだが、その回答から正解が出なければ次の話は投稿されない
投稿者が気さくで多くのユーザーから愛されていたこともあり、その企画は人気だった
だが途中で投稿は途絶えた
前の投稿の正解者が現れなかったため
ではない
突然、その投稿者がサイトから忽然と姿を消したのだ
ユーザーの皆の頭には強いシコリが残った
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その日からだった
日本中で突然昏睡状態に陥る者が数百人といたのだ
ある刑事がこの事件を必死で調べた
この刑事、娘も昏睡状態になっていたのだ
刑事は操作の果て被害者達の接点を見つけた
それは、とある怪談投稿サイトにアクセスしていたということだ
そして、被害者たちが最後に見た投稿というのが
ミステリー企画の投稿だ
一見してなんの変哲もないサイトだ
だが多くに被害者がこれを見た翌日に昏睡状態に陥っている
刑事はすぐに投稿者を探した
投稿者はすんなり見つかった
六戸 面斗(ろっこ めんと)
サラリーマン
○月×日交通事故により死亡
刑事はさっそくこの六戸の家に向かった
そしてそこには驚きの光景が広がっていた
薄暗い部屋の中には黒魔術の儀式らしきものがされた跡があったのだ
近くに落ちていた本に、「夢と現実の間に人の精神を閉じ込める方法」と書かれていた
そして最後の一行には、執行者の死を持って完成すると書かれている
六戸 面斗はこのために交通事故に見せかけて自殺し、多くのものを昏睡状態にした
本に解除方法は載っていなかった
だが刑事は諦めなかった
あの怪談を現実にしたならば、ミステリーを全て一問も間違えずに解けば皆を返せるはず、、、と
そして刑事は眠った
だが刑事は一つ愚かだった
問題がどのようなものか確認しなかったのだから
最後の一問は決して解けないことを知らなかったのだから
作者だれか
こんにちは!流れ人です!
これで8作目
意外と速いと思った方いると思いますがこれ、7作目執筆の息抜きでちょっと前に書いてました
全部ありえない話なんですが読んでくれたらありがたいです
次回作は頑張りますのでどうぞご期待ください