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彼女は壊れ、壊れた(三題怪談)

中編3
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彼女は壊れ、壊れた(三題怪談)

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5月10日

学校に行った。みんな元気すぎて授業が少しうるさかった。でも、みんな本当はいい人だからそれはそれで楽しかったりする。

このクラスでよかった。

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5月18日

今日は学校帰りに部活に行った。正直結構きつかったけど外野が応援してくれたからなんとか頑張れた。

大会では絶対に勝ちたい。

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6月1日

幼なじみの西山ヒロトくんが家に来た。久しぶりにいろいろなことを話した。ヒロトくんは私の気持ちに気づいてるのかな?

私の初恋の相手ヒロトくん、、

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6月13日

デパートの近くでヒロトくんを見た。女と一緒に歩いてた。誰あの子。ヒロトくんとても楽しそう。私といる時は全然だったのに

なんで、、?

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6月20日

ヒロトくんとその子は一緒に歩いてたあの子はヒロトくんと付き合ってるらしい。なんであんな子と?幼なじみの私がいるのに、、

なんで?なんで?なんで?

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7月3日

新聞にあの子の写真が載っていた。ひき逃げで亡くなったらしい。犯人はまだ捕まっていない。私は少しうれしいと思った。

またヒロトくん来ないかな?

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7月26日

ヒロトくんが来た。少しやつれていた。ヒロトくんなんか悲しそう。ヒロトくん元気出して!

、、、でもこれで少し私のことを見てくれるかな?

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10月6日

ヒロトくんがに新しい彼女が、、、

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10月18日

あの彼女通り魔に殺されたって、、、

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2月11日

ヒロトくんの家に女が訪ねてき、、、

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2月20日

あの女が事故にあったって、、、

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男Bは日記帳を閉じた

日記帳の表紙には

「桜井中学校2年3組 高宮 千尋」

と書かれていた

男A「先輩!間違いありません!こいつが去年から続く連続殺人犯の犯人です。ひき逃げ、通り魔、事故、全ての証拠見つかりました」

男B「まさかこんな動機があったとはな。マークはしていたが動機が見つからなかったため踏み込めなかったがこんな形で知ることになるとは、、」

男Bはある遺体に目を向けた

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その遺体は一週間前に首吊り自殺していた。そして腐乱し、その匂いを不審に思った近所住民によって発見された

遺体の身元は本名「高宮 千鶴」40代女性

10年前に夫と離婚し、女手一つで1人娘をそだてた

だが、5年前に娘を交通事故で亡くしている

近所住民からは

「昔はいっつもアイス食べてる娘さんとなかよく歩いてたのを見たんですけどね。娘さんが亡くなって1年くらいはほとんど家にこもりっきりって感じでした。それからでしたね。異変を感じたのは。

高宮さんやっと外出するようになったんですが、その時いっつもアイス食べてぶつぶつと何かをつぶやいてるんですよ。でもまぁ、高宮さんがああなってもまだ娘さんの家にお参りにくる人はいましたね。娘さんの幼なじみのヒロトくん。中学校に上がってもよく来てましたよ。でもまさか自殺するとはねー、高宮さんが、、」

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男A「まさか娘が亡くなったあとも、途切れた日記を娘になりきって書いてるとは。自分最初は娘が書いてるものだと思いましたよ!これ!!」

男B「だとしたら最近の中学生なんて怖さだよ!」

男A「それにしてもなんで自殺なんかしちゃったんですかねー」

男B「それを調べるのも俺らの仕事だろ」

2人はまた部屋を調べ出した。

どたん!!

男Aが転んだ

男B「何やってんだよ!!!」

男A「すいません!!」

男Bはあるものを見つけた

甘い匂いの液体と一冊の日記帳を見つけた

表紙には「桜井小学校4年1組 高宮千尋」と少し汚い字が書いてあった

これは高宮千尋本人が書いたものだろう

日々の日常について書いてある

中には西山ヒロトにについても書いてあった。

高宮千尋は西山ヒロトに対し恋している内容であった

最後のページは張り付いて見えなくなっていた

破かないようなんとか剥がしてみるとそこには

「こんなことするくらいならお母さんでも許さない

死んで」

と赤い字で書いてあった

男B「おいA、適当自殺の動機取り繕って書類まとめとけ」

男A「了解です!」

END

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ありがとうございます!
そう言ってもらえると必死で悩んだ甲斐あります
お互い頑張っていきましょう

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