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中編3
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黒いモノ

お疲れさまです。徹人です。昨日書けなかった分を今日書きます。でも暑いね~。北海道でこんだけ暑かったら他の地方はもっと暑いんだろうな~。熱中症に気をつけて頑張りましょ。ってなわけで始めます。

~~黒いモノ~~

これは最近の話で勿論実話です。

始まりは会社の健康診断だった。お医者様に呼び出され、胃にポリープがあるから両性か悪性か検査をする事になったのが始まりだった。

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検査の結果、悪性のモノだった。ただ早期発見だった為、簡単な手術で取り除けると言われ日程を会社と打ち合わせて入院しました。入院中に医者から気になる事があるから検査した方が良いと言われ、様々な検査をして色んな欠陥が見つかり予定より10日ほど長い入院生活となった。

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始めは部屋が空いていなかった為、個室でした。なに不自由なく、退屈な毎日。子供たちは遊びに来てくれたが週末だけ。嫁さんも生活におわれ、週に2、3回と会社の人間は忙しくてそれどこじゃ無かったみたい(笑)天井の模様を見ながらボケッとする毎日が、忙しかった日々が嘘のように、身体を休めることができた。そして5日後、四人部屋に移ることになった。その夜中から、奇妙な現象が起こり始めた。

その夜中の1時を過ぎた辺りから同じ部屋の住人達のイビキや寝息が聴こえ始めた頃、天井に黒いモノが見え始めた。その黒いモノは段々と大きくなり、さっきまで聴こえていたイビキや寝息が一切聴こえなくなり、その黒いモノから目が離せなくなった。

少しするとその黒いモノから何か物体が落ちてきた。だが黒いモノから目が離せず、金縛りにあっていた。

同じ部屋の他の人の唸り声が次々に聴こえてきた。金縛りを必死に解こうと頑張ったが中々解けずに黒いモノを見ながら、かなりの時間がたった。すると

看護師さんの見回りがきた。

金縛りが解けてカーテンをあけてドアの方を向くとそこには人のような黒いモノがこちらを見ながら

『ケタケタケタケタケタ.......』

と笑っていた。そこで意識がなくなったらしい。次に目をさましたのは、2時半位だった。思ったほど時間がたっていないことに驚いた。まずは周りを確認して体が動くことも確認した。

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天井の黒いモノが無くなっていて、やっと終わったと思った矢先に自分のベッドのしたから振動がして恐る恐る下を覗こうとすると、ベッドのしたから黒いモノが人の形になっていて顔が認識出来るようになっていた。その瞬間に同部屋の誰かの悲鳴で、看護師さんが来てくれたためその日は終わった。

次の日の夜もその次の日も毎日同じ時間から同じ時間まで必ず黒いモノは現れた。気になったのは、1日ごとに黒さが薄くなって人間に近づいていたことだった。何日続いたのだろうと疲れきっていたとき、同部屋の方の一人が夜中に心筋梗塞で亡くなった。ガン病棟だったのに心筋梗塞?と不思議だったが、ガン患者がガン自体で死ぬことは少なく、他の病気にかかったり突発性の病気で死ぬことの方が多いらしい。ただその夜からその黒いモノは現れなくなった。

あれは何だったのか、知りたい反面知らない方がいいような気がしています。

Concrete
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