短編1
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悪意

 今日も野郎ともめた。 ばれなきゃ殴り殺したい。 そこは我慢して、仕事帰りに街に出た。

 若い女と、サイトを通して話をつけていた。 こういうことでもなけりゃ、やってられない。

 来た女は若すぎた。 条例とかに引っかかる。 それでもやってしまうところだが、そのとき思いついたことがあった。

 俺は、急な用事だ、またここに と言って、利き手じゃない手でメモを書いて渡した。 あの、クソ野郎の名前とスマホの番号だ。

 メモを見た女の顔色が変わった。 それで、女が奴の差し金だと気が付いた。

Concrete
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