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短編1
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先生

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修学旅行で、不思議な部屋があった。

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ある五人の友達がその部屋にいた。私はその隣。

その五人の名前は羽田野、平崎、國平、小村、そして霊感が鋭い安田。

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初日の夜、五人で怖い話をしていた。

すると、安田は「やばい。いる」と言った。

その瞬間先生が「おーい、早よ寝ろ」と。

その後、五人は素直に寝た。

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次の朝、なんと羽田野の服が無くなっていた。

誰の鞄にも羽田野の服は入っていなかった。

幸い、それは大切なものではなかったらしい。

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二日目の夜、五人は恋バナをしていた。

すると、昨日と同じく安田は「やばい。いる」と言った。

そしてまた先生が「おーい、早よ寝ろ」と。

また五人は素直に寝た。

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次の朝、今度は平崎の服がズボンが無くなっていた。

不思議にも、大切なものではなかったらしい。

確かに、羽田野と平崎の鞄のチャックは開いていた。

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三日目の夜、先生が部屋の中にいてくれるこのになった。

僕らは鞄のチャックは閉めた。

何も喋れないのは残念だけど、衣類が守られるならそっちがいいと思った。

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翌朝、衣類は何も取られてなかった。

ただ、羽田野、平崎の衣類が戻らなかった。

先生にお礼を言いに行った。

先生は照れていた。

國平は「先生は犯人との勝負に勝ったって、すごいなあ」と。

しかし、その後ろで安田は青い顔をしていた。

「どしたの?」と、坂崎が。

安田「僕は分かったんだ。先生は…」

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