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短編1
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もうひとりいたよね?

中学生の時にあった話

いつも遊んでる友達二人と俺の家で遊ぶことになった。

馬鹿な話をしたりテレビゲームをしたりして過ごしてた。

時折部屋の曇りガラス戸越しに親の姿が見えて帰ってきたのが分かる。

夕飯時になって友達二人は「そろそろ帰るわ」といって帰路についた。

その後母親に友達が帰ったことを話したら「誰が来てたの?」と聞いてきた。

いつもの二人だよって答えたら

「え?もうひとりいなかった?」って言われた。

妹も部屋から出てきて同じこと聞くから同じように答えたら「笑い声が4人だった」って言うから気味が悪くなった。

後で聞いたら霊感のない父親も「今日は友達が3人来てたな」って母親に話してたみたい。階段を上る音が4人分だったらしい。

友達二人の内一人が霊感強い奴だから心配になって連絡したら

「あぁ俺たちと一緒にそいつ遊んでたよ。今は俺についてきてるから大丈夫。」と何事もなさそうに話してた。

当時の俺は(全然大丈夫じゃないじゃん)って思ったけどそれ以上は怖くて深くは突っ込まなかった。

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