短編2
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みーちゃん

私がまだ、小学生で小さかった頃に

公園にいたみーちゃんっていう女の子といつも一緒に遊んでいました。

でも、みーちゃんは同じ学校の子ではない子で、素性の知れない子でした。

子供心ながら、そんなことは気にもしていませんでした。

突然、いつものようにみーちゃんと遊んでいると、「うちに遊びにおいでよ」って言ってくれました。

私はとても嬉しくなり、その日に遊びに行くことにしました。

みーちゃんに着いて、ゲームをして遊んだり塗り絵をして遊んだり、とても楽しい時間でした。

ただ、一つだけ気になったのが、お母さんとか他の人がいつもいないことでした。

遊んでる時間がとても楽しかったので、ついつい長居してしまい帰りが遅くなってしまいました。

急いで家に帰ると、ママに『こんな遅くまで何してたの??』って怒られました。

私はみーちゃんの事をママに話すと、『あまり変な子と遊んじゃダメよ!!』って、言われました。

『みーちゃんは変な子ではないよ!!』ってそー言って自分の部屋に入って、しばらく出てこなかった記憶があります。

翌朝、ママが『みーちゃんってどこの子なの??いつも遊びに行ってるけど、お邪魔になってばかりでは、申し訳ないから…ママも一緒に行くから』って言うんで、今度みーちゃんに会った時に、その事を話しました。

みーちゃんは『うちには千絵ちゃん以外の人は、あまり呼びたくない』ってそう言われました…

うちのママにその事を伝えても御構い無しに、強行突破する人だったので、渋々日を改めてみーちゃん家に行くことになりました。

みーちゃんちについてからインターホンを鳴らし、みーちゃんちのママが出てきました。

『いつもうちの娘がお世話になってます…万事屋千絵の母です。』って挨拶をして、みーちゃんちのママが少し困った顔で「いつも、みーちゃんと遊んでくれてありがとうね…みーちゃんねぇ……もう3年前に交通事故でこの世には居ないのよ」って信じられない事を言われて…正直パニックになりました。

「みーちゃん、三年前にバイクに跳ねられてねぇ…いつも1人で遊んでたから、きっと千絵ちゃんと仲良くなった事が嬉しかったったんだと思うのね…ありがとうね!!」

そう言われた瞬間、涙が止まらなくなりました。

それ以降、公園でみーちゃんを見かける事がなくなりました。

私が遊んでた女の子、幽霊でした。

Concrete
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