こちらは、俺の『Sさんの語り』の後日談的なものです。なお、本編とは直接関わりはありませんが、お読み頂ければ幸いです。俺が『Sさんの語り』を聞いた後から始まります。
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蘭「めっちゃ怖いっすね。それ」
S「だろ?ちなみにさ、Aさんが入ったコンビニって何を思い浮かべた?」
蘭「✖︎✖︎(あるコンビニチェーン店の名前)
S「そっか」
蘭「なんかあるんすか?」
S「いや、まだ何も言えない」
何か気になるじゃないですか?でも、Sさんは何も答えてくれません。
仕方ないので、その話題には触れなかったんですけどね。起きちゃったんですよ。不思議な事の前触れが…。
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暫くしましてね。その話しをSさんがべつの方々に話したんですよ。その方々を仮に2人目さんより数を増やして仮名にします。
S「2人目さん。Aさんが入ったコンビニって何が思い浮かびました?」
2人目「✖️✖️(俺が言ったコンビニチェーン店)」
蘭(え?)
三人目「✖️✖️(2人目さんと同じ)
蘭(マジか?)
4人目「○○(別のコンビニチェーン店)
蘭(なんかホッとした)
そんな感じでですね、4人目さん以外3人が同じコンビニを思い浮かべたんですよ。
その時は偶然かな位にしか思わなかったんです。
Sさん。家の事情で遠くに引っ越してしまいましてね。俺も暫く会わなかったんですよ。
数年ぶりに再会した時の話しなんですがね。
蘭「Sさんお久しぶりです。相変わらず、元気そうですね」
S「まぁな。ところで蘭。俺が話した怖い話し覚えてるか?」
蘭「もちろんっすよ。ヘルメットごと首持ってですよね?」
S「そそ。ついでに、Aさんが入ったコンビニを何を思い浮かべたか聞いたのは?」
蘭「覚えてますよ。そーいや、あれなんだったんですか?
驚きましたね。Sさん。その話し俺を含めて9人に話したそうです。4人目さん以外答えは一致したそうです。
S「ちなみに、俺も同じ答えだ。蘭、おかしいと思わなかったか?俺がコンビニと聞いて思い浮かべそうなのは、そっちじゃ無くて、△△(コンビニチェーン店)だし、お前に至っては、家から近いコンビニっていったら○○だろ?」
そこで初めて気付いたんですよ…。
言われてみればそうですよね。コンビニって言われて思い浮かべるのって家の近所。つまりは良く使うコンビニですよね。
俺たちが思い浮かべたコンビニ。当時は俺の家の近所にはまだ少なかったんですよ。
そして、Sさんの近所で良く使ってたコンビニは△△です。
俺に至っては、子供の頃からあり、家族で良く使ってたコンビニはその○○なんですよ。
蘭「なんなんですかね、これ…」
S「さぁな。Aさんから話し聞いた時、変だと思ったから、蘭に話した時、コンビニの事聞こうと思ったんだよ」
こんな事ってあるんですかね…。
余談ですが、今、俺の家から近いコンビニは9人が思い浮かべたお店です。
そのコンビニ名は伏せておきますけどね。
Aさん達が入ったコンビニ。自分の近所にあるコンビニ以外が浮かんだ場合。俺たちと同じ答えかもしれませんね。
こんな後日談的なものがありました。
作者蘭ユウジ
俺が友人Sさんから聞いた『Sさんの語り』の後日談的なものを纏めてみました。本編と分けた理由は、本編とは直接関わりが薄いと感じたからです。
本編の説明で書き忘れましたが、この話しだいぶ前に聞いた話しです。もう、数十年ってくらいです。
最後に今回もお読みくださりましてありがとうございます。こちら、球数が少ないのですが、次回作でまた、会いましょう。