梅雨。雨がザーザー降っていた。その日、僕は学校から帰ってリビングでくつろいでいた。寝転がって漫画を読んでいるとピンポーンとインターホンが鳴った。
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僕「はーい」
「あのう、お尋ねしたいことがあるんですけど」
玄関のドアを開けて出て見ると綺麗な女の人が立っていた。髪はサラサラで汚れ一つないお洒落な服を着ていた。靴も綺麗そのものだった。
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僕「なんでしょう」
女「私、ちょっと道に迷ってしまって。駅を探してるんですけど」
僕「駅はあそこの道をまっすぐ行くとコンビニがあってそこを右に曲がり、、、(省略)」
僕はスマホを出して画面を見せながら説明した。女の人は「ご親切にありがとうございました」と去って行った。
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めちゃくちゃ怖かったです。
作者やみぼー
雨は風に煽られると横向きになり傘を持っていようと100%雨に濡れないことは不可能です。ましてや地面には水溜まりもありますし、水滴は跳ねるため靴が綺麗なままなのはあり得ないということです。