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短編2
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お風呂

この話は自分自身が怖くなるので投稿しようか迷った話です。それではさっそく内容の方に向かいます。

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高校生の時のこと。たまたま他の家族の帰りが遅く待つのも面倒なので適当に夕食を済ませ、お風呂に入っておりました。

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季節は春で少し寒さもあったのでお湯を入れ、浸かる前に体を洗っていました。お風呂の配置としては入り口が一つで入った正面にシャワー右手に浴槽という形です。

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シャワーの正面に向かう形でお風呂の椅子に腰掛けシャンプーで髪を洗っていました。目を閉じて泡が目に入らぬようにして洗っていると背後に気配を感じました。

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振り向くかどうか迷いました。心臓が強く脈を打ち始めたことで焦りと緊張が高まりました。しかしお風呂から出るためには後ろを見なくてはなりません。目は閉じたままゆっくりゆっくりと背後へ頭を向けました。

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焦りと緊張が体を駆け巡りながら恐る恐る目を開けると何もいませんでした。

「はぁ良かった」と安堵しました。その後お湯に浸かりゆっくりしていると玄関のドアが開く音がして「ただいまー」と母の声が聞こえて来ました。

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母「タロー?いるー?」

タローは僕の仮の名前とします。

僕「おかえりーお風呂入ってる」

母「一人でよね?」

母の声が妙に低くかったので怒っている声だと思いました。

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僕「そうよ」

母「さっき玄関から女の子帰って行ったよ?なんか変なことしてた訳じゃないよね」

僕「おれずっと一人でおったし、母さん帰るまで誰かが入ってくる音せんかったよ。それに母さん鍵開けて入ったんじゃないん?」

母「!?あ、ホントだ!そういえば鍵開けて入ったわ」

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めちゃくちゃ怖かったです。

Concrete
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