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長編14
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小さな鳥居

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私が、大学1年生のお盆に、

実家に帰省していた時の出来事。

夜、部屋で、

くそぅ、ヒマだぁーと、思っていた。

すると、

突然、電話が鳴った。

( 当時はまだ、携帯電話は普及しておらず、

"ピッチ" [PHS]だった。

その時代の方なら、お分かりになるかと。)

知らない番号。

とりあえず、出てみた。

「モスモス?」

「あー、K?(私の事です)

久しぶりやなー!オレ、オレ!」

( 今となっちゃあ、

完全な、オレオレ詐欺まがいだ )

「、、、。

うちには息子はおりませんが、、、。

あんた誰?」

「なんて、酷い女だ、、、

オレの事を忘れるなんて、、、うぅ、、」

「私は、酷い女ではありません。

Aやろ?分かっとるから、泣くな。

つーか、私の電話番号、よく分かったな」

「オレ、エスパーやし!」

「、、、。

で、どしたん?

まさか、遊びのお誘い?」

「おぅ!今、Hとおるんや。

ヒマやったら、遊ばんけ?迎えに行くし。」

「よろしくメカドック」

( 古いですねー、悲しいですねー )

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そして、久しぶりに高校の同級生と会った。

みんな近況を話す。

Aは、大学でも、相変わらずモテている。

Hは、バイト三昧。女っ気無し。

私は特に、言う事無し。

「そんで、どこ行くん?」

ワクワクしながら、私は聞いた。

「分からん。」

「この阿呆どもめが!

行先も決まっとらんのかー!!」

「いや、

3人で何となく決めるかー、って話でな。」

みんなで色々と、案を出した。

カラオケ、誰かの家で映画を観る、

夜の海辺で焚き火、、、、焚き火、、?

他の友達を呼んでみる、

朝まで「 〇太郎電鉄 大会 」、、などなど。

しかし、結局は、

「 夏だし肝試し」と言う、安易な結末を迎えた。

「で、肝試しって、

どっか良い場所でもあるん?

ここら辺の、心霊スポットとか?」

と、私が聞く。

「いくつかは、あるけどなぁ。

ネットで調べとったんやけど、

有名なとこは、

やっぱ、みんなが行っとるみたいで、

観光地みたいになっとるらしいし。

どうせ行くなら、

そんなとこ、つまらんやろ?」

Hは、地元の大学に進学したので、

実家から通っている。

なので、地元の情報にも詳しい。

「ふ〜ん、」

私が素っ気ない返事をすると、

急にAが、

目をキラキラさせながら言った。

「そんなら、

あんまり有名じゃないけど、ヤバいとこって無いん?」

「う〜ん、、

在るって言えば、、在る、、、」

Hは、言葉を濁すように言った。

「なにーっ!それ、どこや?」

Aは、かなりの食いつきだったが、

私は正直、どうでも良かった。

( あんま、行きたくないしなぁ、、、

肝試しから、方向転換できんかなぁ、、)

私は、

その後の大学生活で、

散々、色々な心霊スポットに行く事になるのだが、

これが、初めての『心霊スポット』だったかも知れない。

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Hが車を走らせる。

林道だ。

「ねぇ、何処行くん?

私、あんま変なとこは、イヤねんけど!」

「大丈夫やー、大した事無い場所やし」

「おぃ、K、

せっかく行くんやし、ヤバいとこの方が良いやろ?」

Aが阿呆な発言をした。

暫く車を走らせると、

ある場所で、Hは車を道路脇に寄せて、

エンジンを切った。

途端に、静かすぎて耳鳴りがした。

辺りは暗く、

「ここや。」

Hが言った。

しかし、特に変わった物も無いし、

何故に此処が心霊スポットなのか、

分からなかった。

「Hよー、ここに何があるんや?

ただの道端やろうが。」

Aが、クレーマーと化した。

すると、Hが黙って、

運転席の窓の向こうへと、指をさした。

私とAが、そちらを見る。

一瞬、ゾクッとした。

それは、

道路から少しだけ、林に入った所に立っている、小さな鳥居だった。

( 何これ、、、

かなり不気味なんやけど。

何でこんなとこに、こんな鳥居があるん?)

私は、正直ビビっていた。

すると、Hが言う。

「不法投棄をさせない様に、

山ん中には、小さい鳥居があるんやと。

ほら、小便すんな、ってとこにも、

鳥居の絵とかあるやろ?

そんな感じじゃないかー?」

「で、どこが心霊スポットなん?

ただの、不法投棄の為の鳥居やろ?」

Aが、かるく、、、

いや、、かなり、イライラしながら言った。

するとHが、

得意気に話し始めた。

「それがな、この鳥居をくぐると、

何かが起こるらしいんや。」

「何が起こるん?」

「そこまでは、ネットに書いて無かった。」

「じゃあ、くぐってみよっさ!」

Aがウキウキしながら言った。

「ぜぇーったい、やめた方が良い!」

私は言う。

「大丈夫やってー、なぁ、H?

一緒にくぐろうよぅ〜 ねぇねぇ〜」

Hは、あまり気乗りして無い様子だったが、

今度は、甘えん坊と化してしまったAに、

為す術もなく、

仕方なしに鳥居へ向かった。

そして、2人は、

背を屈めながら、鳥居をくぐった。

私は、とにかくその場所に居るのがイヤで、

「ねー!お腹すいたし、

ファミレスでも行かんけー!」

と、必死に2人に言った。

鳥居をくぐった事で、気が済んだのか、

「そうやなー、ファミレスでも行くかー」

2人が、そう言った。

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ファミレスに向かう道、

私はプンプンだった。

「何で!あんな事をしたのですか!?」

「別に大丈夫やって。

神社だって、鳥居くぐるやろうが。」

「そうやけど、

でも、何かあっても、

あたしゃ知りませんからね!」

「Kは、

いつまでこっちにおるん?」

不意にHが話した。

「私は明後日に帰るわ。Aは?」

「オレ、明日の夕方や。

また、正月にみんなで集まろっさ!」

「そうやね!

その時は、私にお年玉をおくれよ。」

車内が、静寂に包まれた。

「良いですよーだ。けちん坊め!」

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ファミレスに着き、

それぞれが注文をした。

しかし、私はまだネチネチと、

鳥居の話をしていたが、

「ハンバーグステーキのお客様は?」

ウェイトレスの声に、その話もお開きとなった。

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その後、

家まで送ってもらい、

そうして、

「また、お正月にね!」と、言葉を交わして

私は家に入った。

夜の3時過ぎだった気がする。

さて、寝るか、、と思った時、

電話が鳴った。

Aからだ。

「モシ、何?」

どうも様子がおかしい。

「A、どうしたん?」

「あ、、ああの、の、、、

く、くるるまが、、が、きっ、きに、、」

「はっ!?事故ったんか!?

あんた、大丈夫か!?

そんで、Hは!? 大丈夫なん!?」

「あ、たままから、、らちっが、がでて、、てる、る、、」

「場所は!?」

「わっ、かららん、、で、もも、さきと、おっったみ、ちち、、か、、」

「すぐ行くし、電話切んなよ?」

私は、すぐに警察に電話をした。

友達が事故った、

たぶん、あそこの林道で、ケガ人もいる。

警察も、すぐに捜索に出てくれるとの事だった。

私は、ダッシュでおとんを起こし、

「友達が事故った、車出して!」

おとんは、すぐ車を出してくれた。

「K!場所はどこや?」

「たぶん、あの林道沿いやと思う」

おとんは、かなりのスピードで向かってくれた。

まだ暗い林道に入る。

その間も、Aと連絡を取り合った。

私は目の前にある街灯が、

チカチカと消えかかっている事に気付く。

私はすぐに、Aに聞いた。

「ねぇ!消えかかってる街灯見たけ!?」

「う、んん、みたたか、も、、、」

「おとん、この先やわ!」

暫く行くと、おとんの車のヘッドライトに、

何かが照らし出されてきた。

道路脇の木にぶつかって、止まっている車だ。

Hの車だと、すぐに分かった。

「大丈夫かぁーっ!!」

Aが道路に座っているのが見えた。

「Aっ!大丈夫か!?」

Aは、放心状態だったし、

「ねぇ!Hは!?」

と、聞いても返事が無い。

私は車の中を見る。

Hはいない。運転席のドアが開いてる。

私は、おとんにAを任せて、

Hを探しに行く。

「Hーっ!どこやぁー!!」

暫く進むと、見た事があるような風景。

やっぱり、、、。

そこには、小さな鳥居があった。

そして何故か、Hはそこにいた。

ボーッと突っ立っている。

「Hっ!!

こんなとこで何しとるん!?

私と一緒に、帰るんやよ?」

すると、Hはニヤニヤしだした。

そうして、

テレフォンショッピングの司会のような

話し方で、話し始めた。

「ハいっ!

こンカい、わたクしガ、

ゴしョうカイしたイノは、

こノ、とリイでぇごザイまス!

すテキですねェ〜

コのしュヌりのふウアイ、

そシテ、このちイササっ!!

しカしデスね、

ワたくシが、みナサんに

いチばん!おツたえシタいノは、

このトりいはでスネ〜、

ナんと!くグルと、ネがいがかナウと

イワれているンですね!!

わタシも、くグってミマしたよ?

ワたしの、ねガいも、かないソうでスよ?

いマナら、とクベツに!

イちジカんイナいに、くグっていタダキますと、おサいせンなシでモ、

ネがいがカナうとイウ、

とクベツきャンペーんでゴざいマす。

ゼひ、こノキカイに!

みナサん、とリイヲくぐりマシょうー!!」

Hは、

喋り終えても、ニタニタしている。

頭から血を流しながら。

( えっ、、、なんや、コレ。

H、どうしたん、、や、、、?

気味が、、悪いんやけど。)

何度もHを呼んだが、

全く目の焦点が定まっていない。

暫くして私は、

落ち着いついて考えてみる事にした。

そもそも、何で、Hが此処におるん?

さっき、この鳥居をくぐったからか?

そんで、Hのこの変な話は、一体何なん?

この鳥居って何なん?

くぐると何か起こるって、、、。

待て、私。

そもそも、鳥居って何や?

、、、、、、

神の領域と俗世間とを分ける、

境界線みたいなもんなんかな、、、

あっ、

私、神社に行った時は、、、

鳥居をくぐって入って、鳥居をくぐって帰るわ、、、

もしかしたら、Hは、、、

帰りにくぐらなきゃいけない鳥居を、

まだくぐって無くて、

俗世間には、帰って来て無いんじゃ、、、?

その瞬間、

私は、Hの手を引っ張った。

鳥居の後ろに立たすと、思いっ切り背中を押した。

そのままHは、鳥居の前に出て倒れた。

「Hっ!?大丈夫か!!」

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その後、

おとんの連絡で、救急車やらパトカーが来た。

2人は搬送されて行った。

帰り道、おとんがボソッと言った。

「Kの、あの友達、、、ヤバいぞ。

お前、何か知っとるんなら、

何とかしてやらんといかん、、、。

やけど、

よりにもよって、何であの鳥居を、、、」

「えっ?何や!?

おとん、あの鳥居の事、何か知っとるん?」

「いや、おとんも良くは知らんよ。

やけど、昔、ここいら一帯は全部、山でな。

小さい時は、

よく遊びに行っとったんやけど、

うちの婆さんから、よう言われとった。

『鳥居だけは、くぐっこんなんぞ!

分かったな?』

って、毎日の様にな。

だから、理由はおとんにも分からん。

お前は婆さんに似て、

何かしらの力を持っとるみたいやし、

小さい頃から、

変な事ばっか言うとったからな。

おとんの夢の時も、助けてくれたやろ?

( この話は、別の機会でお話します。)

友達を、助けてやれ。」

separator

次の日に、Hが意識を取り戻したと、連絡が入り、

急いで病院に向かった。

幸い、AもHも、軽い怪我で済んだらしい。

Hの病室に入ると、Hは、Hだった。

ホッとして、暫くHと話していたが、

「で、Aはどうなったん?」

と聞いてみた。

Hには、話は入って来てないと言う。

そして私は、

Aの病室に向かった。

病室の前で、以前会った事のある、

Aのご両親と、妹さんが泣いていた。

「あの、、、

お久しぶりです。Kです。

お見舞いに、、あの、その、、、」

涙目のお母さんが言った。

「あぁ、Kちゃん?久しぶりやね。

来てくれて、ありがとうね。」

「A君に、会えますか?」

少しの沈黙の後、

「うん、大丈夫や。

おばちゃんも一緒に行くわ」

そう言って、病室のドアを開けた。

Aを見るなり、正気じゃないと分かった。

上半身だけベッドから起こし、

目は焦点が合ってない。

何かをブツブツと呟いている。

( えっ、、、?)

「Kちゃん、、

うちの子はどうしたんやろうか、、。

H君は、治ったんにね、、

もう、おばちゃん、分からんでね、、、」

そう言うと、泣き崩れてしまった。

私は、、、

私は、意を決して言った。

「お話したい事があります。」

私は、全ての出来事を洗いざらい話した。

Aのご家族に伝えた。

ご家族は、大変に驚愕されていたが、

暫く後、Aのお父さんに言われた。

「Kちゃん、息子は助かるんか?」

「分かりません。

でも、、、

やってみるしか無いと思います。

Hは、帰って来ました。

勿論、皆さんのご決断次第ですが。

もしかしたら、、、

上手く行かないかも知れませんし。」

すると急に、

「わ、私、やってみて欲しいです!

それでお兄ちゃんが、、普通に戻るんやったら、、、」

Aの妹が、泣きながら言った。

ご両親もその言葉で、決断をされた様だ。

separator

そうして、

私とA、そしてAのご家族で、例の鳥居へと向かった。

Aの様子は相変わらずだ。

そして、、

鳥居に着いた。

車中で、ご家族が見守る中、

私はAを支えながら、鳥居の後ろに回った。

「Aー!私の事、分かるかぁー?

Kやぞ!

なぁ、、分かるか?」

Aは、やはり焦点も合わずに、何やらブツブツ言っている。

(どうしたら良いんやろ、、、)

そう思いながらも、Aに話し掛けた。

「高校ん時、あんた、

私の友達に告白してフラれたなぁー。

覚えとるけ?

そんで、次の日に学校休んだやろー?

わたしゃ、あんたから、

めちゃくちゃグチを聞かされたわ。

懐かしいなぁ?

、、、、、、

なぁ、A、、足、動くか?

左足、、動くか?」

( 確か、Aは右利きだったはず )

そう思い、声を掛けた。

僅かだが、ほんの少しだけ、左足が動いた。

「ほんなら次は、右足、動かしてみぃ?」

少しだけ、右足が動く。

何回も何回も、それを繰り返す。

何故だか、私は、

Aは、自分の足で、

鳥居をくぐらなければならない気がする、

そう思っていた。

separator

どれ程の時間が経ったろうか。

Aは、鳥居をくぐるギリギリまで来ていた。

( あと、もう少し、、、)

しかし、途端に足が動かなくなった。

( えっ?何でや!?)

いくら、私が声を掛けても、

一向に足が動かない。

( これは、どう言う事や、、、?)

私は考えた。

考えた。

考えた。

( Hは、突き飛ばした。

でも、帰って来れたんや。

じゃあ、、、Aも突き飛ばすか?

いやいや、それは違うわ。)

その時に、

ふとHの言葉が、頭を過ぎった。

『今から1時間なら、

お賽銭無しで、願いが叶うキャンペーン中』

( 、、、、、、。

分かった。

あの時のHは、キャンペーン中やったから、

お賽銭無しで願いが叶ったんや。

こっちに帰ってくる願いが。

やし、今は、、、)

私は、お金など持っていない。

どうしよう、、、

一応ポケットを探った。

( うん、、、?)

後ろポケットから、

何故だか、5円玉が出て来た。

( 何でやろ、、、)

いや、考えてる暇は無い。

私は鳥居の正面に立つと、

鳥居の中に5円玉を放り投げながら、

叫んだ。

「Aー!!こっちに帰って来てーっ!!

Aを!Aを、、返して、、、」

いつの間にやら、私は泣いていた。

するとAは、倒れ込むようにして、

鳥居をくぐった。

私はすぐにAに駆け寄り、ご家族を呼んだ。

separator

お正月。

約束通り、私達は3人で遊んだ。

2人とも、あの時の事は覚えていない。

しかし、元気だ。

「ところでさー、お年玉おくれ?」

私が言うと、

Hは、手のひらに変なネコのストラップを

出してきた。

3つある。

「えぇー!3人でお揃いとかイヤやわ〜」

「イヤならいいわ」

「いや、もらっとく。」

仕方ないから、

3人でつけようと言う事になった。

「で、Aのお年玉は何や?」

私がワクワクしながら聞いた。

「オレ?

オレは、もうあげたし。」

「はぁー!?いつー?」

「お盆に会った時に、

可哀想なお前にも、良い男とご縁があるようにって、

Kのズボンの後ろポケットに、

こっそり

5円玉、入れといてやったんや。

フライングお年玉や。

オレ、かなり良いヤツやろー?

ありがたいと思え!」

( 、、、えっ?)

「あっ、そうなん?

気付かんかったぁー。

じゃあ、この私も、とうとう玉の輿やな!

ま、まぁ、とりあえず、ありがとな!」

「で、Kからのお年玉は、何や?」

2人から聞かれる。

「それはー、

この天使のスマイルや?」

私は、ニッコリ、、、

いや、、ニタァと笑った。

「気持ちわりぃ〜、

新年早々、イヤなもん見たわ、、、」

そんな、

憎たらしい文句を言っている2人を見ながらも、

私は、本当に良かったなと思う。

どうも私には、

一か八かの大勝負が多いらしく、、、。

( 大博打かしら、、、)

それは、いずれ来るであろう、この先にも。

separator

しかし、

Hが、テレフォンショッピングの様に、

ベラベラと喋っていた変な話と、

Aが、私のズボンに、

こっそり忍ばせた5円玉。

それら全てが、繋がっている気がして、

何だか不気味に思う。

お賽銭を入れないと、神様は、

『願い』を、叶えてくれないのか、

そんなのは分からないし、

じゃあ、あの鳥居の奥に居る神様って、何だ?

疑問だけが残る。

しかし、あの小さな鳥居が、

未だに、あの場所に立っているのか、

それとも撤去されたのか。

そんな事は、知りたくもない。

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《 追記 》

その後、『鳥居』と『お賽銭』について、

少々調べてみた。

­========================

『鳥居は、

「神域と人間が住む俗界を区画するもの

(結界)」で、神域への入口を示す、

一種の「門」を役割を果たしています。

その為、参拝する際は、

「鳥居をくぐる前に一礼し、

帰りの際も、鳥居をくぐってから、

振り向いて再び一礼する」ことがひとつのマナーと言われております。』

­=========================

『お賽銭』については、諸説あった。

① お賽銭と共に、ケガレをお金にくっつけて、

捨てる。

② 昔はお参りの際、お金では無く、

お米や農産物を「お供え物」として納めていて、

特にお米は神様の恩恵であり、

白紙にお米を包み「おひねり」として、

お供えした。

感謝の意味も込め、

豊かな生活を送る事ができるよう祈った。

③ 願い事が成就した際に、

そのお礼として神仏に捧げる銭、お金。

④ 日頃の感謝の気持ちをお伝えするために、

納めるもの。

⑤ そもそもお賽銭は、

願掛けやお礼云々というものでは無い。

もともとは、

神様へのお食事として、

お米をお供えしていたものの名残。

、、、などなど、、、。

separator

正直、私にはよく分かんないです。

それが、実直な感想です。

ただ、

「願いを叶えて欲しくて」

と言う、お賽銭なのか、

「感謝の気持ち」の、お賽銭なのか。

人それぞれだとは、思いますが、

今回の話に至っては、

きっと、

「願いを叶える為」のお賽銭だったんだと

思います。

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