短編1
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犬(30秒怖い話)

30秒あれば読める話です。僕が家で飼っている犬は時々、誰もいないところに向かって吠えます。

どこの家の犬も時々そういうことはあると思います。

犬は感知力に優れており、家を守ってくれると昔からよく言われています。

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学校から帰った時のことです。いつものように玄関先で尻尾を振りながら嬉しそうな顔で迎えてくれました。

かわいいので撫でようとした時

「ワンワンワンワン!グルルゥ〜グルルゥ〜」と威嚇する時の鳴き声で僕の方を向いて泣き始めました。

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「おいおい、おれに向かって吠えるなよ」と言って近づくと犬が僕に飛びかかってきました。

慌てた僕はよろけて尻餅をつきました。犬は僕に乗っかってきました。

「噛まれる!」と思い、顔を両腕で守りました。

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思いの外、犬は噛むことなく僕の顔を舐めてきました。

僕はホッとしながら起き上がりました。そのまま立ち上がると犬が吠えた意味がわかりました。

足元には無数の長い髪の毛が散らばっていました、、、

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