短編1
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東京で聞いた話です。

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会社からの帰り道。

ふと路地裏からの視線を感じた。

赤い目玉が二つ。

闇の奥に浮かんでいた。

ビックリさせやがって・・・

野良ネコか何かか?

その時、俺の真横をトラックが通る。

トラックのライトで一瞬だけ路地裏が照らされた。

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うわあああ

俺は悲鳴を上げた。

それは野良ネコではなく闇の奥で微動だにせずじっと佇む人間の瞳だった。

あんな暗い所で何をしていたのか知らないが、ありゃ変な幽霊話よりも怖かったよ。

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