この話は私が中学二年生の頃の話です。
当時の私は朝起きるのが本当に苦手で、朝絶対に起きるべくリビングで寝ていました。
そしていつもテレビを付けて寝ていました。
その日私はいつもの様にテレビのボリュームを程よい音量にし、ソファーで布団を被り電気を消して寝る体制に入りました。
そして目を瞑り、意識が遠のき始めた時、フッとテレビの音が消えたんです。そして直ぐにもう一度付き、そしてまた消えました。
途端に意識が戻る私。一回消えるならまだしも、もう一度付くなんて事あるのか?そう考えていました。
リビングに入ってくるドアの音や、誰かの足音なんかしていません。
私は元々ビビり気質なので、その時点で目を開けるのを躊躇いました。
不気味な静寂が続きました。
その静寂を破ったのは、キッチンの方向から聞こえた、手拍子?の様な音でした。
全身に嫌な汗と鳥肌が立ちました。
そしてもう一度その音がしました、さっきより近くから。その合間には何かを引きずる様な音がしました。
そしてまた。暗闇にいる何かが一歩一歩近づいてくる様でした。瞼の裏にその何かの姿形を想像し1人泣きそうになっていました。
そして私が被っていた布団に何かが触れたんです。人間の足の様な何かが。余りの恐怖に全身が動かなくなりました。
そして気がつくと朝になっていました。服は汗でびっしょりと濡れていました。
未だにそれが何だったかは今でも分からないままです。
作者ガキ
文章が疎くて申し訳ないです。