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短編2
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明るい

当時私は中学2年生。その日は三者面談があり、自分の番が回って来ていない事もあり早く帰れてラッキーとか能天気な事を考えながら家に着いたんです。

ですが家に着いてまず、ギョッとしました。

家の明かりが全部付いていたんです。

その日は曇り二階もリビングも外から見る限り全てついていました。

家には誰もいません。

その時点で私の頭の中は???でいっぱいでした。

けどずっと家の外でいる訳にもいかないな、そう思い恐る恐る玄関を開けて中に入りました。

夜でも無いのに全て電気が付いている、その事実だけで不気味でした。

そして私の家は玄関の正面に階段。その左に廊下が通っています。

その廊下の突き当たりの角から不自然に影が伸びていました。

影はゆらゆらと揺れていました。

その角、私の視界が遮られている見えない位置に人が立っているみたいでした。

私は恐ろしくて堪りませんでした。突然非日常に放り込まれ、しかもそこに何かがいる。

数十秒私はその不規則に少しだけ動く影を凝視していました。

突然影が消えました。私は家を飛び出しました。

そのまま隣人の家に駆け込み状況を説明しました。

隣人の夫婦の方は、私の話を真剣に聞いてくれて、母にを電話をして下さいました。

そして母が帰って来るまで、家に居させてもらいました。

電話で母は家を出る時は電気を全部消したし、途中誰も家には帰って来てないと言いました。

あれがなんだったのか今でも見当もつきません。

Concrete
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