これは父が独身時代に体験した、自宅に仕事の後輩が泊まりに来た時の話です。
父は実家を出てから何件かのアパートで一人暮らしを経験しており、度々ラップ音など怪奇と言えるような体験をしているそうですが、その時の部屋ではこれまで特にそう言った体験はなかったそうです。
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その晩
父はロフトに、後輩は床に寝たのですが、父はふと夜中に目を覚ましました。
とは言っても、別にトイレに行きたい訳でもなく、眠いので目をつぶったままでいた所、足元のハシゴを後輩が登ってきました。
這って近付いてくる感覚が布団越しにありましたが、後輩は何も言いません。
父は眠くて面倒なので目を開けず
「何?何かあった?」等何度か声をかけていましたが、いつの間に眠っていて朝を迎えたそうです。
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しっかり目が冴えた頃に父は昨夜の事を思い出し、後輩に何の用でロフトに登ってきたのか尋ねました。
すると
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「え?登ってませんけど?…それより〇〇さん(父)、夜中僕の枕元バタバタ歩いてましたけど、大丈夫でした?」
幸い、その後その部屋で何か経験する事はなかったそうです。
作者イチ
父の祖母(自分の曾祖母)は沖縄のユタだったそうで、遺伝なのか何なのか父はちょくちょく不思議な経験をしているようなので、もしかしたら霊的な物を引き寄せやすいのか、他の人が気付かないだけでちょうど霊がいる場に出くわしていたのかもしれません。
しかし…この投稿をする際思ったのですが…
その部屋で他にそれらしい経験が無いのなら、後輩さんに着いて来て一緒に入ってきたのではないかと(。・ω・)ノ゙