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【お節介怪談】アシュラさん

中編4
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【お節介怪談】アシュラさん

【注意】

こちらは自分の体験談やオリジナル作品ではございません。

※こちらの派生元の『リョウメンスクナ』も公開しています!※

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洒落怖を始め、インターネット上には様々な興味深い怪談や不思議な話がありますが、長編も多く、

「あらすじで知りたいんだけどな…」

「全部原文で読むのは勇気が…」

などといった人もいるのではないかと思い

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お節介にも\結末までネタバレで/

できるだけ手軽に読めるよう心掛けお送りしたいと思います乁(-ω-乁)

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個人的な感想や考察は解説欄に記載致します!

それではどうぞ…

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※一部差別的な表現も登場しますが、差別目的での投稿ではなく、また、原文の投稿者にもそういった意図はないように感じます※

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【形式】

伯父が聞いた話として投稿者に語る

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【投稿時期】

2006年5月

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【登場人物】

俺→洒落怖が好きでよく見ている。3月頃に伯父さんから聞いた話として、『アシュラさん』の話を2chに投稿した。

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伯父→オカルト好きで、俺と色々な洒落怖作品を見ている時に『リョウメンスクナ』に着目し、似た話を知っていると語り出した。実家が出雲大社系の神社。

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祖父→投稿者の祖父。原文では伯父が語る事から”親父”と書かれている。「親父の生きてた時代に」との事から故人と思われる。妹が天魁教に感化され連れ戻すのに苦労した。この話は祖父の体験談として伯父から俺に語られる。

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金成羅→在日朝鮮人で天魁教というカルト教団の教祖。読みは情報無し。祖父が生きていた時に活動していたチンケな教祖だと言う。先代か先々代が呪術などに関して”本物”だったそうで、人工的に即身仏を作り出す方法が経典にあり、金成羅が実行した可能性がある。

天魁教は小さな教団で、信者のほとんどは在日朝鮮人や中国人だったらしい。

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俺がオカルト好きの伯父と洒落怖まとめを見ていると、伯父は『リョウメンスクナ』という結合双生児の即身仏が登場する話に目をつけ、じっくり読んだ後に「似た話を知っている」と言った。

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伯父の実家は出雲大社系の神社で、祖父(伯父の父)はたまに地鎮祭の依頼を受ける事があったのだが、その土地に骨や死体、特に古代の物や即身仏が出た際にはかなり慎重に対処せねばならなかったと言う。

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終戦から少しした頃、祖父はとある豪商に「土地から気持ち悪い物が出たので来てくれ」と呼ばれた。

豪商の蔵に行くと棺桶大の木箱があり、中には顔や腕が複数あるヒトのミイラが入っていた。

祖父は思わず「アシュラさんやないか!」と叫んだと言う。

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このミイラは『リョウメンスクナ』のような元々奇形であるヒトではなく、本人の顔の左右に別の人らの頭部が縫い付けられ(合わせて顔が3つ)、両脇にはまた別の人の腕を左右2本ずつ縫い付けられ(本人の腕と合わせ6本)、無理矢理に阿修羅のような姿にされていた。

豪商は見せ物にしようと言い出したが、祖父は一喝し大枚をはたきミイラを引き取った。そして「腐れ朝鮮人が!」と祖父は怒った。

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伯父が聞くに、祖父が生きていた時代に天魁教というカルト教団の教祖の金成羅という在日朝鮮人がいたらしい。

教団の教えと称し、信者と乱交したり大金を巻き上げたりとやりたい放題だったらしいが、先代または先々代が”本物”だったとかで、残した経典の一つに即身仏を呪物とする方法があったそうだ。

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伯父が思うには、世界中の邪教を見てもこうした生命を冒涜するような物がないので、個人の思いつきによって行った事が凄まじい怨念となってとんでもない呪物になってしまったのではないかと言う。

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祖父がアシュラさんを見つけた頃(約50年程前)、金成羅は消息不明だったそうだが、祖父は怒り狂い、アシュラさんを朝鮮近海に捨ててやると息巻いた。

しかし、検問等を考えればミイラを実際に送る事などできないので、少しでも近くに捨ててやろうと知り合いの漁師に船を出してもらったところ、K州の西方沖に船は沈んでしまった。

(祖父は乗っていなかった)

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その後アシュラさんや似たようなミイラに関する話は祖父も聞かなかったようだが、伯父はあくまで自身の妄想かもしれないがと言いつつ、K州の西方沖辺りで起きた災害について挙げた。

K州の西方沖が震源の地震、K州発の韓国行きの船が鯨等の大きな生物にぶつかる事故が多い…

そして、本件とは関係ないがそれ以前に、日本神話の頃から日本と朝鮮との戦いは数多くあり、かなり根強い怨恨があるのかもしれないとも語った。

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