中国で養殖されている、うなぎには、日本では考えられないような餌が与えられているそうです。ま、ユーチューブからの情報ですが。
そんな中国産のうなぎを安く提供している、あるチェーン店で、恐ろしい殺人事件が起こりました。
そう。巷で、強盗バラバラ殺人事件と言われている、あの事件です。
店の売り上げを狙った強盗犯が、一人残っていた店長を殺し、何故だか遺体をバラバラにしたという、あの恐ろしい事件──。
言うまでもなく、警察は厨房に散らばった遺体の断片を、一つ残らず持ち帰りました。
遺体は余りにバラバラにされていたので、ひょっとしたら別の遺体を紛れ込ませているかもしれない──捜査会議ではこんな意見も出されたので、それぞれの断片ごとにDNA鑑定がなされました。
案の定と言うか、そこから二人分のDNAが検出されました。
ほんの小片でしたが、うなぎの内臓と一緒に、まな板の上に載っていた肉片が、店長とは別人のものだと鑑定されたのです。
だが、
結果から言うと、その肉片が誰のものなのか、遂に分かることはありませんでした。
まな板の上から別人の肉体の一部が発見されたと聞いて、チェーン店の本部は何故だか騒めいたようですが、その理由を警察に説明することはありませんでした。
まあ、うなぎが安く食べられれば、我々庶民は嬉しいですよね。
例え餌が……
え? 何を言っているのか、よく分からない? じゃあ、ユーチューブなんかで、「中国」「養殖うなぎ」「餌」などの単語で検索してみては?
それでもあなたは、うなぎが安く食べられるチェーン店に、行く、行く、きっと行く?
来る、来る、きっと来る。(←チェーン店より)
ほんとに人を食った話だ。
作者いも
うなぎか……。
何もかもみな懐かしい……。