私には2つ年下の弟がいます…。
両親が共働きだったため、私がずっと弟の面倒を見ていました。食事を作ってあげたり宿題を見てあげたり…母親代わりとなってきました。
弟は甘えん坊で、いつも私に甘えてきました。私もそんな弟が可愛くて仕方ありませんでした。
たった1人の弟、でしたから…。
そんな弟の様子が変わったのは、私が中学3年生の夏のことでした。
その日は蒸し暑く、キャミソールにショーツという格好のまま、ベットでゴロゴロしていました。
すると弟が私の部屋のドアをノックしてきたんです。
「お姉ちゃん、今日一緒に寝てもいい…?」
私も一応、年頃でしたので、弟の急な申し出には戸惑いました。しかし、子犬のように瞳を潤ませて頼んでくる弟を追い返すことも出来ません。
小さい頃の弟は、しょっちゅう怖い夢を見ては飛び起きて泣くことがありました。そんな時は決まって、一緒のベットに入って寝かしつけてあげたのです。
私は弟を部屋に入れ、2人でベットに入りました。弟もまた年頃でしたが、間違いが起きることもないだろうと鷹を括っていたのです。
私の中では、弟は今でも小さな坊やでしたから。
それから何時間か経った頃でしょうか。私は何やら体を撫で回されるような感触に目を覚ましました。
薄目を開けると…暗闇の中、弟が息を荒げながら私の体を必死で弄っているのです。ちゅっ、ちゅっ、と腕にリップ音を響かせては吸い付き、胸やお腹、太腿を撫でていきます。
私は恐ろしくて、声も出せません。寝た振りをして、体を縮めていました。
やがて弟の指がショーツの中に伸びそうになった瞬間ーーー私は寝返りを打ちました。
心臓破れるくらい、ドキドキと動悸が鳴り響きます。
気付かれただろうか…。
起きているのがバレただろうか…。
あの時は生きた心地がしませんでした。
幸い、その日はそれ以上のことはされなかったのですが…次の日から毎晩、弟は私の部屋を訪ねてくるようになりました。
ベットに頭まで潜り込み、寝た振りをしているのですが…クッと顎を掴まれ、生温い舌を口腔内に押し込まれました。
鎖骨をやんわりとかじられ、胸に顔を埋めてくるのです。
その度に寝返りを打とうとするのですが、また弟のほうに顔を向けさせられ、ジッと見つめられるのです。
このままではいけない…。
しかし、こんなこと両親には話せません。
家族の絆に罅が入ってしまうような気がして…。
これを書き込んでいる今も、部屋をノックされています。弟は最近言うんです。「赤ちゃん出来たら何て名前にしよっか」って。
弟は…弟は狂っています。
早急に手を打たないと、取り返しのつかないことになるでしょう。
これまでに、力ずくで2回も抱かれました。
今日もまた…そう思うと恐ろしくて、私のほうが狂ってしまいそうになります。
皆さん、どうしたらいいと思われますか。
どうしたら弟を救えますか。
お願いです。お願いします。
誰か私達をたすけてくださ
作者まめのすけ。